379 :名無し三等兵:2012/07/02(月) 22:27:04.31 ID:???
 昭和2年生まれの祖母から聞いた話。

 女学校から勤労奉仕でロケット弾の信管のネジを旋盤で削る作業をしていたそうだ。
 削った部品は限界ゲージ(穴が2個空いていてA穴は通るがB穴は通らない部品は良品)
で検査するのだが旋盤がガタガタでどうしても削り過ぎの部品がでてしまい不良品の山と
なったとか。
 泣きそうになってると技術指導の工員の人が「そういう時はこうしてください」と言って、
部品の端をハンマーでゴツン!。
 確かにA穴、B穴共に通る不良品がB穴が通らない良品に化けるわけだが当然不良品
に変わりは無い。ネジの機能は果たさないからな。

 「不良を出すわけにいかなかったからしかないんだけど、今でも心の奥に刺さってる。
命がけで敵の近くまで行って、撃ったロケット弾が不良だったらと思うと・・・」

 と言ってた祖母の7回忌がもうすぐだな。





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