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1 :備えあれば憂い名無し:04/05/02 22:19 ID:nn6cNheW
騙されないためには古典的手口をよく知ることだと思う。 
ネットを利用した最近の詐欺などももとをたどれば 
その手口のほとんどが昔からある古典的手口を組みあわせたり 
応用したものであるような気がする。 

スケールの大きい詐欺から寸借詐欺まで騙しの手口は多岐に渡りますが 
詐欺師たちは犯罪を成功させるために情熱というか執念をもって 
複雑に、巧妙に仕掛けてくる。 

このスレでは騙される人間の習性を、 
過去におきた歴史的詐欺事件の手口をもちよることで 
いまにつなげ予防しようとするものです。 




2 :備えあれば憂い名無し:04/05/02 22:26 ID:nn6cNheW
ではまず自分から… 

1925年、パリの高級ホテルでとある鉄鋼業者に、フランス政府建設局員を名乗る男が、 
エッフェル塔の老朽化に伴い、取り壊されるという話をしていた。 

この局員を名乗る男こそ、詐欺師、ビクトル・ルスティグ伯だった。 
取り壊しに伴い、膨大な量の鉄くずが出て競売にかけられるので、 
便宜を計ろうというのだ。折しもこの時期は世界中が戦争準備のため、 
世界的に鉄骨が不足している時だった。 

鉄骨業者にとって、貴重な鉄骨を手に入れるためなら少々のワイロは安いものだった。 

 エッフェル塔を解体して売るという、この大胆不敵な詐欺。 
 もちろん、パリの象徴エッフェル塔は、現在まで解体されたことはない。 
 この、一見荒唐無稽に思えるビクトルの手口だが、彼の詐欺は常に時代背景を利用した、 
人の心の虚をつく巧妙なものだった。 



29 :備えあれば憂い名無し:04/05/24 12:46 ID:OaralTWg
ルスティグの名言 

地平線にひとりのカモもみえないと悲しくなる 
私には誠実な生き方というものが理解できないのだ 



 


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