1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/12(火) 20:10:51 ID:Uo4jsvHz0
どんぞ
2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/12(火) 20:22:08 ID:zlHGDOuj0
売れたものが正義。
3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/13(水) 04:04:13 ID:kHGX0RV40
「売ろう物語」
大阪出身の人間として、あえて商人らしい技術技法であからさまなウランかな主義で押し通した人。
もちろんライバルは蹴落としたし、その歴史観にそぐわない作品が売れると それとなく否定的な意見を発表してけん制した。
例
松本清張「古代史疑」
われわれは室町時代の子といってよく、それ以前のことは重要ではない。
大仏次郎「赤穂浪士」「天皇の世紀」
大石内蔵助にはどこか芝居を意識したところが感じられる。
明治維新は小説になりようがない、と思う。
山岡荘八「徳川家康」
山岡荘八「徳川家康」
ひとというものは大概ひといろの性格を演じるものだが、家康はその生涯でふたつの性格を演じわけた。
吉川英治「私本太平記」
南北朝には小説にするにあたいするドラマがない。
海音寺潮五郎「西郷隆盛」「天と地と」
海音寺さんは小説がへたである。
信玄と謙信が、将棋の名人戦のようないくさをしている間に天下のゆくえがきまった。
山田風太郎 忍法帖物「魔群の通過」明治物
天下が落ち着いて徳川の世になると、家康はこれら伊賀者を同心として仕えさせ、
半蔵の支配下においた。後世、忍術などというものが世に広まったわけは、この
伊賀同心の子孫が、先祖を偉くみせるためにこしらえた作り話である。
水戸は、幕末、ものの役にたたなかった。小説の素材にはなりようがない。
明治は偉大である。このことがわからないと、日本人として大きく誤る。
古川薫 某直木賞候補作選評
敬服するほどにととのっているが、人間の問題としてダイナミズムにとぼしい。
白石一郎「火炎の城」
大友宗麟には、どこか人間の目方を軽く見ているところが感じられる。
藤沢周平「密謀」
直江兼続と石田三成のあいだに陰謀めいたことがあったというのは
江戸時代の作り話である。
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