1














4: 日本@名無史さん 2009/11/24 04:11:28
『兎園小説』の「突といふ沙汰」に障害者とホームレスを狙った無差別殺人事件が載っている。 

文化3年正月の末から、夜に往来の盲人、乞食、躄などの人達を槍で突き殺すという事件が起きた。 

二月の中ごろよりさらに頻発し、三月の始めになって事件は止んだ。 
三月四日、芝車町より出火、浅草まで延焼する火事があったが、その火事の後またもや槍で突き殺す事件があって、 日が落ちてからは人々は用心して外出するものもいなくなった。 

そのような事で、夜には往来も人影が少なくなったからであろうか、 犯人は時を得たように益々犯行を重ねるようになった。 

ただ専ら盲人や下賎な身分のものが被害に遭い、上流の人が殺されるということは無かった。 
盗賊がこの事件を起こしているのかというと、さのみ金銀に目が眩んでいる様子もなく、 いかにも不思議なこととして、公儀からも厳重に注意するよう言い渡され、 町中でも夜番などをして尚一層の警戒をしたが、一向に犯人は明らかにならなかった。 

(つづく)


5: 日本@名無史さん 2009/11/24 04:14:55
>>4のつづき)
そんな時、四谷天王の社内地形の普請場で、 怪しい侍が別当所の座敷から頭巾と衣を二品盗み出そうとしているところを、 居合わせた石工や鳶の者たちに取り押さえられ、盗んだ品を取り返された。

侍はやっとのことで逃げ果せたが、その後鮫が橋の岡引に捕らえられ追及されると、 この侍が夜に人を突く犯人とわかり、速やかに罪状が決まり江戸引き回しの上、品川鈴が森で獄門になった。

四月十八日に捕らえられ、同二十三日に刑が行われたので、 これからはもうそんな事件は無いだろうと世人は安心していたが、 早くも二十三日の夜に浅草西福寺の門前でまたもや突かれる事件が起きた。
その後5月二日には牛込改代町鹿朶橋で十八歳になる盲人が出刃包丁で突き殺され、 同じ夜の神楽坂坂上寺町でも突かれたものがいた。何故に誰がこのような事をするのだろうか。


(つづく)

6: 日本@名無史さん 2009/11/24 04:16:06
>>5のつづき)
さらに公儀よりも、いろいろと触れ出されたことがあったが結局は解からなかった。
その後自然とこの事件も無くなっていたが、またもや八月の末より、 春のときのように夜に非人や盲人を突く事が所々で起きた。返す返すも不思議なことである。

この頃甲州でも不思議な術を使い、婦女子の肝を取って薬に使うという風説があった。
水銀蝋をこの春から売買したかどうか返答書を出すようにと名主から通達があり、 田町でも町内の薬種屋一同が売買したことは無い旨を連印の上返答書を出したことがあった。
後で聞けば水銀蝋を妖術に使い、また槍で突く事にも使うということでこのような通達があったという話である。

同年十月の半ばから少し事件は起きなくなった。だいたい春から月のでている夜は静かで、
闇夜にこの事件が多くあったため、この頃の落首に

「春の夜のやみはあぶなし槍梅のわきこそみえね人はつかるゝ
月よしといへど月にはつかぬなり闇とはいへどやまぬ槍沙汰
やみにつき月夜につきの出でざるはやりはなしなるうき世なりけり」とある

これはさておき、五月二十六日の夜、豊後節浄瑠璃太夫清元延寿斎が芝居から帰る際、 乗物町で何者かが延寿斎の脇腹を一突き刺して逃げ去った。
延寿が「あっ」と言ったので提灯を持っていた男は驚いて駆け寄ると 「早く駕籠を雇ってください」と言って二町ほど歩いて駕籠に乗り、 本石町鐘撞堂新道にある自分の家へ帰ったがそのまま息を引きとったという。まことに惜しいことである。

(おわり)

7: 日本@名無史さん 2009/11/24 06:51:01
>>6
どこもかしこも無差別殺人ってww
江戸マジキチ多すぎであぶねえwwww

8: 日本@名無史さん 2009/11/24 07:14:23
>>4
>障害者とホームレスを狙った無差別殺人事件

最低にもほどがあるな。

9: 日本@名無史さん 2009/11/24 07:57:06
昔のほうが楽しみ少ない分、猟奇的なの多そう。
しかも侠客とか危険なやつらも平気で刃物持ち歩いてるし。
まあ>>1の言いたいのはエドみたいに内面の危ないやつらのことかもしれないけど。


3: 日本@名無史さん 2009/11/24 03:14:15
コピペだけど 

『江戸綺聞』という本には、浮気したメカケに腹を立てた安彦四郎五郎という旗本が、縛り上げた彼女の髪の毛をムシリ取って坊主頭にし、焼け火箸で陰部や乳房を焼き、刀で耳をそぎ、鼻をそぎ、 しまいに滅多切りにして惨殺した話が出ている。 

彼は女を殺したあと自分も切腹して死んだが、血の海の中に切り取られた耳や鼻や、 髪の毛が散乱している惨状に、しばらくは現場を取り片付ける者もなかったとある。 

猟奇的な事件もしょっちゅう、しかも大名家を巻き込んで起こっていた。 
元禄時代、江戸で“寿薬妙法丹”という万病に効き、精力回復にも効能があるという薬が流行ったが、 これを製造し売っていたのは丹波出身の仁蓮という坊主だった。 
やがて彼は、その秘薬で佐賀の鍋島家の当主正次の病気を快方に向かわせたというので、 鍋島家において大変に厚遇され、引き続き殿の治療薬を調剤していた。 

ところが、その頃から、江戸市中には男女がセックスの最中を襲われて殺害される事件が相次いだ。 
しかも、男女とも、死骸をあらためてみると、頭を割られて、脳みそが抜き取られていた。 
浅草の夜鷹で“かさかきお富”と呼ばれる有名な梅毒病みの女も、 客と寝ている間に殺され、彼女と客の首が切り取られて持ち去られていた。 

この頃巷で、妙法丹の原料が、セックス中の男女の脳髄らしいという話が広まっていた。 
同業の薬種屋から漏れてきた話で、事件と関連があるとみた奉行所から、 仁蓮引き渡しの要請が鍋島家に行ったが、すでに仁連は、正次の刃にかかって斬り殺されていた。 

発狂した正次が、天狗に襲われる、と口走って、薬を飲ませようとした仁蓮を斬り捨てたのだが、 これはお富の脳髄を服用させられた正次がお富の梅毒に感染し、 その毒が脳に上がって精神が錯乱したためではないか、と言われている。 

天罰覿面(てんばつてきめん)というのはこのことだろうが、しかし、この仁蓮が江戸時代を通じて有数の猟奇殺人鬼であったことは間違いない。





10: 日本@名無史さん 2009/11/24 09:46:43
猟奇殺人じゃないけど、剣術修行の「千人斬り」はあったようだが

現代風に言えば、通り魔ですな

11: 日本@名無史さん 2009/11/24 14:22:32
昔の日本って性にたいしておおらかだっだって聞いたことあるけど
その分、違う方面の快楽に行った人間も多かったのかな?
カニバリズムとかも山姥の逸話に入ってるし。
結局、民話とか妖怪とかも事実ありきじゃないかな?
全部が空想の産物とは到底思えない。

12: 日本@名無史さん 2009/11/25 02:28:14
>>11
カニバリズムは日本にも普通にあった

13: 日本@名無史さん 2009/12/08 09:03:37
島原の乱のときにあったようなことを聞いたことがある。

14: 豚松 ◆4FfyOtW0fiF5 2009/12/08 12:33:24
>>13
そういう兵糧がつきた籠城戦中や大飢饉の時のことじゃなくて、
山田朝左衛門でググるだけでも色々と、ね。
山田 浅右衛門(やまだ あさえもん)は、江戸時代に御様御用(おためしごよう)という刀剣の試し斬り役を務めていた山田家の当主が代々名乗った名称。ただし、歴代当主には「朝右衛門」を名乗った人物もいる。死刑執行人も兼ね、首切り浅右衛門、人斬り浅右衛門とも呼ばれた




16: 日本@名無史さん 2009/12/27 01:19:09
>>14
俺、家が近所なんだが >「首切り浅右衛門の墓」
お岩稲荷とか割と近くにあるしディープだぜ…(まあお岩さんは創作だけど)

サイトのコピペだけどすごいよなこれ↓

>死体から売薬「人丹丸」「慶心丸」山田家は罪人の死体から、 脳味噌、胆嚢、肝臓、陰茎をもらい受け、乾燥などの処理して 薬として販売していたのである。
特に肝臓から作った「人丹丸」「慶心丸」などと呼ばれる薬は結核の特効薬と珍重された。
この売薬の利益は莫大で身分として浪人にすぎなかった山田家は万石の大名に匹敵すると言われ、生肝の信仰が山田家の経済を支え同時に人を不気味がらせた。

裏を返せば町民がそれだけ臓物でつくった薬を有難がって買ってた、ってことだもんな。


話変わるけど、マンガのシグルイ見て、斬りあいってああいうグロいの当たり前だったと思うと さぞかし凄まじい光景だっただろうな。
なかには戦争を猟奇的に楽しんでたやつがいてもおかしくないな…

15: 豚松 ◆4FfyOtW0fiF5 2009/12/08 13:03:54
>>1
人の肉・臓器(特に肝臓)を食べたり煎じて飲むと病気に効くといった迷信が動機の犯罪も含みますよね?
江戸時代や明治時代初期にはそういった動機の事件が少なくはなかったですし、また、「異常性欲」が犯行動機だとかは ほとんど判らない時代でしたから、難しくなってしまいます。

明治時代初期に麹町だったか東京で12歳ぐらい男の子が殺害され尻の肉を削がれて持ち去られる事件が起きましたが、 当時の警察は相変わらずの迷信が犯行の動機だと思って捜査を 進めましたが、結局ホシはあがりませんでした。
現代の犯罪学者、犯罪心理学者らは少年愛、サディズム、 カニバリズムが合わさった欲望が動機だったと推測している方が 多いようですが、当時は西欧ですらよくは判らなかったことですし、 もし当時の警察の見立て違いだったとしても仕方ないと思います。
それほど明治時代初期ですら、まだそういった迷信、因習が民間に根強く残っていたようです。

下の方に書いたカニバリズムは人肉が病に効くだの滋養だの といった迷信とはまた違った類のそれのことです。
臀肉事件(でんにくじけん)、あるいは野口男三郎事件(のぐちおさぶろうじけん)とは、1902年(明治35年)3月27日、東京府麹町区下二番町(現在の千代田区二番町)で発生した未解決殺人事件である。





17: 日本@名無史さん 2009/12/27 01:41:35
山田家の収入はもっぱら試刀と鑑定で生き肝はあまりよくわからんときいたが。
ただそういう噂はあったのは間違いない



26: キチガイ 2010/02/02 13:32:10
なんだかんだ言っても人間なんだ。
でも大体今の快楽殺人とかってパソコンとかのやりすぎとかゲームとかやりすぎで、精神が狂った人がやるから。
それに探すのはむずいと思うよ。
ただで最混乱してた時期も多いし、記すものも少ないし。
事件自体多くても探る人が少ない。
グロイ事件はすくなかったとおもうよ

29: 日本@名無史さん 2010/06/24 01:54:06
>>26
日本人は戦後まもない頃あたりまではエロとグロに関しては独特の世界観があったと思う。




転載元
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/history/1258998064/


【閲覧注意】 江戸時代の怖い話・奇怪な話とか教えてくれ『酒好きの進藤』『「くれえ、くれえ」』

【画像】 明治時代の力士wwwwww

日本妖怪VS北欧神話VS現代の近代化学技術

オススメのミステリー小説教えろ!

【閲覧注意】 精神異常、殺人者などの恐ろしい「人間」の逸話教えてください




猟奇博物館へようこそ ─ 西洋近代知の暗部をめぐる旅
猟奇博物館へようこそ ─ 西洋近代知の暗部をめぐる旅 [単行本]