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転載元
で結局のところ、マヨヒガって何よ? 
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/min/1022107445/



5: 天之御名無主 2002/05/23 17:30:00
「迷い家(マヨイカ→マヨイガ)」だと勝手に解釈してしまった自分……
178: 天之御名無主 2009/03/27 22:34:57
迷ひ家[マヨヒガ] 
俗話によれば神の住む家と言う説もあるよ 

確か百鬼夜行抄にでてたはず
迷い家(まよいが、マヨイガ、マヨヒガ)とは、東北、関東地方に伝わる、訪れた者に富をもたらすとされる山中の幻の家、あるいはその家を訪れた者についての伝承の名である。
 







107: 天之御名無主 2004/05/19 22:06:00
マヨイガって山で迷うと現れるとかゆーやつかね?
明らかに人が住んでる気配があるけど、探しても誰もいない不思議な雰囲気の家。その家にあるものを何か一つ持ってくると幸運に恵まれるとか・・・。
例えば椀を持って帰れば一生食べ物には困らなくなり大金持ちになれるとか。
家の物を持って帰らなくても山を降りる途中にある川なんかに、何か家の物が一つ流れてきてその人の元に来るらしい。
一度マヨイガを見た人は二度とそれを見る事は出来ない。
つまりチャンスを逃すなって意味もあるらしい

194: 天之御名無主 2010/02/20 18:03:00
>>107
最初は「山で見知らぬ家があったら一品くらい盗んでもOKよ」っていう
盗んできたことを正当化する為に作られたお話が
「やっぱ泥棒じゃん、盗みはダメだべ」って事で
「盗まないで正直に家に帰っても良いことがありますよ」
ってお話に作り替えられたんじゃねぇかな。
根拠は特にない。


6: 天之御名無主 2002/05/23 18:37:00
大枠の所はやっぱり遠野物語と拾遺を読むぐらいが雰囲気を掴むのにいちばん
手っ取り早い資料なんかね。
当たり前すぎるけど。
 『遠野物語』によれば、迷い家とは訪れた者に富貴を授ける不思議な家であり、訪れた者はその家から何か物品を持ち出してよいことになっている。しかし誰もがその恩恵に与れるわけではなく、「六三」は無欲ゆえに富を授かった三浦家の妻の成功譚となり、「六四」は欲をもった村人を案内したせいで富を授かれなかった若者の失敗譚を描いている。




21: のぎのび 2002/05/28 22:34:00
私の憶測で、すみませんが、マヨイガとは人々の心の奥底に本来は 眠っているはずの欲望などがこの現世で個人という名の媒介を通して、 具現化されたものでは無いでしょうか。

23: 天之御名無主 2002/05/29 07:55:00
>>21と心理で説明してしまうのが普通なんだろうが
俺は山民説に従っておきたい。

28: 天之御名無主 2002/06/08 23:58:00
>>23
山民説って何?

34: 天之御名無主 2002/06/09 22:25:00
>>23
サンカの仮小屋=マヨイガってこと?

サンカは、日本の山地や里周辺部で過去に見られたとされる不特定の人びとを指す言葉である。その言葉が指し示す範囲は、時代や使用者によって大きく変わり、語義を明確にすることは難しい。
漢字では「山窩」、「山家」、「三家」、「散家」などと表記される。「ポン」、「カメツリ」、「ミナオシ」(箕直)、「ミツクリ」(箕作)、「テンバ」(転場)など、地方によってさまざまに呼ばれた不特定の人びとの総称として用いられることが多い。定住することなく、山間を移動しながら生業に携わる生活形態をとることがほとんどであり、人別帳や戸籍に登録されないことも珍しくなかった人びとであったとされている。それぞれの呼称は、「ホイト」(陪堂)、「カンジン」(勧進)など、特定の芸能を指す言葉と併用されることも多かった。









39: 天之御名無主 2002/06/11 00:18:00
マヨヒガの特異点として結構目に付くのは「何故か欲をかいたものが得をする」?・・ことだと
思います。要はネコババしてくると恵まれるというよーな話がありきです。
今後掘り下げてみても 面白いのでは??

40: 天之御名無主 2002/06/11 00:31:00
そんなこたーないでしょ。
何も取ってこなかった無欲な女の元にもお椀が勝手に流れてくる。
元々お好きな景品を一つプレゼント!って感じじゃないの。マヨイガは。

逆に椀貸し伝説では返さないと次から貸してもらえなくなるね。
http://kotobank.jp/word/椀貸伝説【わんかしでんせつ】



41: 天之御名無主 2002/06/11 00:39:00
>40
柳田氏の「遠野物語」にそんな話がありましたね。でもまあマヨヒガのコンセプトは
どーも、なにか盗ってくると良いらしいですね。
椀貸し伝説はムラの神の伝承ですからマヨヒガとは別個の派生が違った伝承だと思われます。



43: 天之御名無主 2002/06/11 01:02:00
椀貸し伝説は、非常民と交流した記録だとしていいでしょう。
非常民と言ってもサンカでは箕ぐらいしか余らせていないでしょうから金持ちの山師か、膳椀だけは持ってる木地師でしょうね。

マヨイガも元はそれらの小屋を見つけた記憶から始まっていそう。
膳椀がずらりと並んでいる豪華な家だと思ったのは実は膳椀しか並んでいない木地師の小屋だったとか。
そんな目撃談に尾鰭がついて、山中他界になっていく。

44: 天之御名無主 2002/06/11 01:09:00
>43
その話は信憑性があって面白いですね。マヨヒガの定義とも云える豪奢な
庭に関しての説明も補足して欲しいです。


158: 天之御名無主 2006/08/02 00:29:41
神隠しの村って本(文学)には金鉱ではなく山に暮らす者たちの住処で、里を捨てざるを得なかったものたちが豊かに暮らしていると 伝えることによって、残されたものたちの心を慰撫するためだった って書いてある。




87: 天之御名無主 2003/10/11 00:44:00
まぁ、杜子春の前半だけって気もするが。
元々中国に元ネタあって日本人は後の教訓めいた部分捨てたんじゃないか?

幸福どっぷりでも飽きないでそれで良し、と。
本来は神仙が弟子選考するトコなのに日本人はノベルティだけ貰うだけ貰ってラッキーってみんな帰っちゃうと。

だから、後の展開が分からんと。
誰もいないんじゃなくて書類審査でみんな落ちてるから面接官の顔なんか知らんと。
杜子春 あらすじ
唐王朝の洛陽の都。西門の下に杜子春という若者が一人佇んでいた。彼は金持ちの息子だったが、親の遺産で遊び暮らして散財し、今は乞食同然になっていた。
そんな彼を哀れんだ片眼すがめ(斜視)の不思議な老人が、「この場所を掘る様に」と杜子春に言い含める。その場所からは荷車一輌分の黄金が掘り出され、たちまち杜子春は大富豪になる。しかし財産を浪費するうちに、3年後には一文無しになってしまう。杜子春はまた西門の下で老人に出会っては黄金を掘り出し、金持ちになっても遊び暮らして蕩尽する。
3度目、西門の下に来た杜子春の心境には変化があった。金持ちの自分は周囲からちやほやされるが、一文無しになれば手を返したように冷たくあしらわれる。人間というものに愛想を尽かした杜子春は老人が仙人であることを見破り、仙術を教えてほしいと懇願する。そこで老人は自分が鉄冠子(小説『三国志演義』などに登場する左慈の号)という仙人であることを明かし、自分の住むという峨眉山へ連れて行く。
峨眉山の頂上に一人残された杜子春は試練を受ける。鉄冠子が帰ってくるまで、何があっても口をきいてはならないのというのだ。虎や大蛇に襲われても、彼の姿を怪しんだ神に突き殺されても、地獄に落ちて責め苦を加えられても、杜子春は一言も言わない。怒った閻魔大王は、畜生道に落ちた杜子春の両親を連れて来させると、彼の前で鬼たちにめった打ちにさせる。無言を貫いていた杜子春だったが、苦しみながらも杜子春を思う母親の心を知り、耐え切れず「お母さん!」と一声、叫んでしまった。
叫ぶと同時に杜子春は現実に戻される。洛陽の門の下、春の日暮れ、すべては仙人が見せていた幻だった。これからは人間らしい暮らしをすると言う杜子春に、仙人は泰山の麓にある一軒の家と畑を与えて去った。





123: 天之御名無主 2005/05/04 01:25:22
前から思ってたんだが、平家とかの落人部落ってのはどうよ
>外部の人間が来たから隠れる
>財宝の類がある
>人気の無いような山中にある
ってあたりが満たされる気がするんだが?

125: 天之御名無主 2005/06/12 11:15:06
>>123
スキをついて殺したりしないのか
マヨイガの話では次に行ったときにはなくなるみたいだけど
そいつが大勢で武装して襲ってきたら勝ち目がないじゃないか





140: 天之御名無主 2005/09/26 12:35:09
就学前、小学校の傍にある黒い鳥居の神社?(社殿は記憶にない)でところてんを貰って食べた
ところてんを食べたのは、それが初めて
塗り箸で摘むのに苦労したのも、酢に噎せて汗ばんだのもリアルに覚えている

食べた時はそれが何か知らなかったが、帰ってすぐ親に話し私の話から当たりをつけた親が後日ところてんを買ってきてそれであることが判った
親もこのエピソードを「あんたがどこやらでところてん貰って」とよく覚えている

その後、何度かその道を通ったが二度と黒い鳥居は見つからなかった
小学校に上がり、近くに住む子達に聞いてみても誰もそんな場所は知らないという
地理的には旧東海沿い

鳥居は艶のない石材で、額や注連縄は無くて縦の柱?部分に普通の縄みたいな紐が二、三重巻き付けられていた


180: 天之御名無主 2009/03/29 21:58:13
>>140はマヨヒガだな


141: 天之御名無主 2005/09/26 19:32:04
H・G・ウェルズの「塀についた扉」という短編はロンドンの街中に出現した隠れ里の話。ある男が5、6歳のころ、家のまわりを探検しているうちに、白い塀についた緑の扉を見つける。ドアをくぐるとそこは広大な美しい庭園で、豹がいた。
子供はそこで女の子と遊んで時を過ごすが、ある婦人が見せてくれた本には彼が生まれてからの一生が記されていた。現在の次の頁を無理にめくると、彼は塀の外にいて泣いていた。その扉はそれからどこを探しても見つからな かった。
それから数十年、彼は出世して国会議員にまでなる。しかし出世の節々で大事な場所に急ぐために馬車に乗っているときなどで、彼は何度かあの扉を 目撃する。入りたいと思ったが、浮世の義理が邪魔して入ることはできなかった。
後悔にさいなまれた彼は……。

>>140の黒い鳥居でこれを思い出した。
マヨヒガについては、上の方で「チャンスを逃すな」という意味もあるというレスがあって、それももっともだが、チャンスを逃さずに入ってしまったら、 それはもうこの世から消えることになるんだよ、多分。

142: 天之御名無主 2005/09/26 19:35:12
>>141の舌足らず訂正
「それはもうこの世から消えることになるんだよ」は、「入ってしまったら、 その人は他界に行ってしまう」という意味。

145: 天之御名無主 2005/10/01 03:16:52
>>141水木しげるの「丸い輪の世界」の元ネタだね。
198 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/24(火) 07:00:17
「丸い輪の世界」だったか、水木しげるの一番油の乗ってた時期の短編。
主人公の少年が、肺炎で幼い妹を亡くす。 
妹思いだった少年はひどく悲しんで、雪の日には墓石の雪をはらったりしてやる。 
ある日、遊び場所の広場の空間に、ぽっかりと丸い穴が空いていた。 
ドアくらいの大きさで、少年が立って通ることができるくらい。 
そこの景色だけが切り取られたよう。向こう側には花畑のような景色が見える。 
好奇心にかられて入ってみると、蝶が飛び鳥が鳴く夢のような世界だった。 
そして、花畑の向こうに、妹がいた。 
再会を喜び、時の立つのも忘れて遊ぶ兄妹。 
だが妹は寂しいと言う。ここからは出られない。ここにはオモチャも人形もない。 
少年は、明日、妹の欲しがる物を持ってきてやると約束。 
家に帰って報告すると、つらさに耐えていた両親からは悪い冗談だと叱咤される。 
「でも、いるんだ!」翌日、ありったけのオモチャや人形を持って広場で待つ少年。 
だが、夜遅くまで待ってもあの空間は現れなかった。 
少年は待ち続けたが、もう妹に会うことができないまま、時は流れていく。 
そして数年後。成長した少年は、とうとうあの空間に再び出会うことができた。 
路地の真ん中に、少年を待つようにひっそりと空いていたのだ。 
だがその朝、少年は急いでいた。大切な試験の日だったのである。 
少年は、必死の思いでその場から去った。遅刻するわけにはいかなかった…。 
しかし試験を受けながら、少年は全く集中することができなかった。 
あの世界は何なのか。妹はどうしたろう。頭はその事でいっぱい。 
終わってからあわてて戻ったが、もう空間はなかった。 
そして少年は、それから二度と、その世界に出会うことはできなかった。

消防の時よんで、切なくてショック受けた。 
オレは大人になっても、試験ぐらいで不思議な事から 
目を背けたりしないぞ!と思ったもんだが…










196: 天之御名無主 2010/03/21 03:37:26
一昨年のナイトスクープでまさにマヨイガそのものの話があった。
「トイレを借りた幻の寺」
それらしき寺をついに見つけたと思ったら、探すためのキーワードの一つ「釈迦涅槃像」は依頼者がトイレを借りたときにはまだその寺にはなかった....
寺と製作側が懇意の関係で、ヤラセか?あるいは...



転載元
で結局のところ、マヨヒガって何よ? 
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/min/1022107445/

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