29
                                              ポル・ポト(1978年撮影)




1 :世界@名無史さん:2011/01/26(水) 22:53:24 O
原始共産制を目指してたというけど、なぜそんな極端な理想に走ったのか。 
そしてそのために自国民の3分の1を虐殺するとか。 
飛躍し過ぎてて良くわからないんですが。 
なぜこんな連中が権力を掌握できたのか。 



2 :世界@名無史さん:2011/01/26(水) 23:30:29 O
原始共産制なんてもの自体、妄想の中の原始時代にしかない架空の産物。 
ポル・ポト及びクメール・ルージュの狂気は、過程を全部すっ飛ばして 
いきなり理想郷の実現を民衆に押し付けたところにある。 




3 :世界@名無史さん:2011/01/26(水) 23:41:08 O
ベトナム軍が攻めてきて政権を追われそうになったとき 
国民のほとんどを虐殺して道連れにしようとしたらしいが… 




9 :世界@名無史さん:2011/01/28(金) 01:19:35 O
虐殺の「実行犯」がポルポト配下の少年兵たちってのが恐ろしいわな。 
まだカンボジア各地でのうのうと生きてるんだろう。 
少年だからとにかく命令に従うしかなかったとも言えるけど。 

15 :世界@名無史さん:2011/01/29(土) 01:23:07 0
>>9 
今皆名前を変えたりしてひっそり暮らしているそうだ。 
バレたらリンチされるからってことで。 

医者を殺しすぎてポルポト政権末期にはカンボジア全土でも 
医者が10人もいなかったってのが、虐殺のすさまじさを物語っているよな。 



 


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11 :世界@名無史さん:2011/01/28(金) 19:17:13 0
マルクス自身ですら本来は社会主義の段階を経てから 
理想の共産主義に移行すべきと述べているところを、ポルポトは自分が権力を握った途端 
カンボジア社会をいきなり原始共産制という究極の共産主義に移行させようとした。 
改革を急ぐため、過去を背負う伝統も歴史も、その中で育った大人の人間もいらないとして片っぱしから処刑してしまった。 
自分たちが洗脳した純粋培養の子供たちなら、自分たちの望む社会を作るはずだという 
超短絡的な思考だったわけだ。それを本当に実行してしまったのは狂気としかいいようがないなあ。 



12 :世界@名無史さん:2011/01/28(金) 23:08:54 0
ポルポトは暴力革命の元祖フランスでアカになったんだろ。 
ロベスピエールと同じルソー信者だな。 



13 :パオ兄さん ◆mEq.Fp/iL. :2011/01/29(土) 00:00:06 0
我々は独自の世界を建設している。 
新しい理想郷を建設するのである。 
したがって伝統的な形をとる学校も、病院も要らない。 
貨幣も要らない。 
たとえ親であっても社会の毒と思えば微笑んで殺せ。 
今住んでいるのは新しい故郷なのである。 
我々はこれより過去を切り捨てる。 
泣いてはいけない。 
泣くのは今の生活を嫌がっているからだ。 
笑ってはいけない。 
笑うのは昔の生活を懐かしんでいるからだ。 




14 :世界@名無史さん:2011/01/29(土) 00:51:03 0
善人が必ずしも「いい政治」をするとは限らない典型例だな 


16 :世界@名無史さん:2011/01/29(土) 01:31:50 O
権力を握る前のポル・ポトは笑みを絶やさず、農民と一緒に田畑を耕す 
素朴な好人物だった(あるいはそう見えた)そうだ。 
それどころか権力を握る側になってもその印象は変わらなかったという。 
そんな人間がなぜ自国民を1/3近くも虐殺するような命令を出せたのか。 
あるいはなぜそんな無茶苦茶をやりながら権力基盤を築いて維持できたのか。 
その辺りがなんだか不明瞭な気がする。 

17 :パオ兄さん ◆mEq.Fp/iL. :2011/01/29(土) 02:40:42 0
カリスマ性です。 

18 :世界@名無史さん:2011/01/29(土) 06:05:15 0
>>16 
「スターリンは優しいおじさん」だったらしいぞw 

19 :世界@名無史さん:2011/01/29(土) 10:16:58 0
いや、ポルポトは虐殺発覚後にインタビューした敵意むき出しの西側のリポーターですら 
「善人であることを認めざるを得ない」と語ってるほどだからな。 
汚職とは無縁、政権を握ってから私利私欲に走ったことは結局ただの一度もない。 
でも考え方がロマンチストというか夢想家というか。子供のような人間だったとか 

20 :世界@名無史さん:2011/01/29(土) 10:18:36 0
あまりに純朴であまりに愚鈍であまりに無能すぎたからだという話もあるな 
S21の虐殺もあくまで「所員がはりきって尋問していたら結果的にみんな死んでしまった」んだとか 

21 :世界@名無史さん:2011/01/29(土) 11:40:02 0
でも、なぜか傑作文学作品にはならないんだよなぁ 
これがスターリンや文革だと、割と文学作品になっているのだけど 


22 :世界@名無史さん:2011/01/29(土) 11:52:07 O
ポルポトの伝記読んだが、地域的伝統というか 
当時のカンボジアの社会の雰囲気も虐殺の要因になったようだな。 
密告・粛正・処刑はポルポト政権前のロンヌルやシアヌークも散々やってたし。 
そのせいでカンボジア国民はお互いに猜疑心が強くなってて、自国民を処刑するのに抵抗があまりなかったらしい。 

23 :世界@名無史さん:2011/01/30(日) 12:13:09 0
>>19 
良くも悪くも純粋だったという事か 
極端な善悪二元論に走ってしまったというわけか 

24 :世界@名無史さん:2011/01/30(日) 14:16:23 O
よかれよとやった事が必ずしも結果がそうなるとは限らないいい例だよな 



26 :世界@名無史さん:2011/01/30(日) 23:03:55 0
・都市部住民を地方の農村部に強制移住 
・家族概念の解体、子供の隔離、密告の奨励 
・私有財産の没収、貨幣の廃止 
・通信・交通機関の廃止 
・宗教の禁止・寺や像の破壊、、宗教関係者の強制的な還俗、処刑。 
・民族音楽・古典舞踊など、あらゆる伝統芸能の廃止。関係者の抹殺。 
・自由恋愛の禁止。無作為な相手との強制的な結婚。 
・逆らう人間は全部処刑。主に撲殺によるなぶり殺しが多い。 

良かれと思ってこれらをやってたんなら完全に狂人だな。 



31 :世界@名無史さん:2011/02/01(火) 23:16:38 0
自分の政権に反逆するのを恐れてインテリを皆殺しにしていた時期 
インテリの区別が難しいから文字を読めただけで殺されたらしいな。 
文盲を装って逃げようとするインテリもいたから 
そのうち眼鏡をかけてるとか、雰囲気だけでも片っぱし殺されたとか。 


33 :世界@名無史さん:2011/02/02(水) 20:30:08 0
ポルポト派の後ろには、シナの文革派が居たんだよ。 
だからメチャクチャをやったんだよ。 


北ベトナムやベトコンが、ポルポト派を嫌う理由もそれ。 


7 :世界@名無史さん:2011/01/28(金) 00:09:54 0
>なぜこんな連中が権力を掌握できたのか。 

シアヌーク国王を中心に仏教社会主義~ってやってたところに、 
米軍が爆撃を加えて国王派とクメール・ルージュの利益が「反米」で 
まとまってしまったのが最大の悲劇というか喜劇というか。 

29 :世界@名無史さん:2011/01/31(月) 20:14:00 0
>>7 
ポルポト派が権力を握れたのは、そんな感じ。 
ま~棚から牡丹餅だよねw 

シアヌーク時代から、ポルポト派はシナや華僑の支援を受けてジャングルで 
反シアヌークのゲリラ戦をやっているんだけど、 
シナヌーク時代は、全然ポルポト派の勢力は拡大しなかった。 

農民の支持は、完全にシアヌークに集まっていたからね。 

シナヌーク時代のポルポト派は5000人のゲリラだったけど、農民の支持が全然無くて 
カンボジア王国陸軍に追いまくられれて山岳地帯に逃げ込んでしまったくらいダメダメだった。 

アメリカが、シアヌークを追放しなければ、ポルポト派は何も出来なかったよ。 

34 :世界@名無史さん:2011/02/02(水) 21:36:18 0
ポルポトに限らず、左翼の革命政権は必ず無茶苦茶をやって人を殺したり飢えさせたりするからなあ。 
毛沢東はもちろん、ゲバラだって中央銀行の総裁になったら貨幣をなくそうとしたりして大失敗してる。 
カンボジアでは、もともと民度や教育水準や社会的成熟度の低いところに政治的軍事的なエアポケットができちゃって 
そこをタナボタでキチガイが権力握っちゃったからなあ。 
いろんな諸条件が揃っちゃった感じだな。ベトナムが攻め込むまで歯止めがまったく効かなかった。 

35 :世界@名無史さん:2011/02/02(水) 23:43:58 O
というか、国土が小さくてポルポトが全部把握出来たのが最悪の事態を呼び込んだ気がする。 
文革はキチガイじみた規模ではあるし、有形無形の文化財が多大な被害を受けたけど結局ただの政争で終わってる訳で。 

36 :世界@名無史さん:2011/02/03(木) 11:43:47 0
>>34 
アメリカ、特にペンタゴンが、エアポケットにしたんだよ。 
シアヌークを追放して。 

CIAは、シアヌーク体制のまま右傾化させようとしていたし、 
事実サムクル体制は、60年代後半から右派中心になりつつあった。 
サムクス左派は、ジャングルに逃げ出してポルポト派に合流していたし。 

ロン・ノル体制成立後にシアヌークが、ポルポト派と組んだのが最大の悲劇かと思われる。 
シアヌークは、農村地帯では神の様な存在だった、のでこれを握った勢力がカンボジアを支配できた。 

逆に言えば、ポルポト派はそれ自身だけでは何も出来なかった位小さな勢力。 

37 :世界@名無史さん:2011/02/03(木) 11:59:10 0
>>34 
>左翼の革命政権は必ず無茶苦茶をやって人を殺したり飢えさせたりする 
キューバの革命政権はそんなことはやってないけど。 
終身大統領として独裁体制を敷いたユーゴスラビアのチトーですらやってない。 




43 :世界@名無史さん:2011/02/03(木) 13:21:18 0
原始共産制?無理に決まってるだろ・・・常識的に考えて・・・ 
って言う奴は、優しいポルポトおじさんの周りには誰もいなかったのですか? 

44 :世界@名無史さん:2011/02/03(木) 15:05:15 0
そういう人間は逃げるか殺されるかしか無かったんじゃないかねー 

45 :世界@名無史さん:2011/02/04(金) 09:26:26 0
すいません。ポルポトについて学べる日本語書籍はありますか? 
できればノンフィクション作家などのものではなくて、 
歴史学者などの著書がイイのですが。一番のお勧めを教えてください。 

46 :世界@名無史さん:2011/02/04(金) 11:01:57 0
>>45 
山田寛の著書かな。 




48 :世界@名無史さん:2011/02/06(日) 11:31:08 0
カンボジアってあのまま国が崩壊してタイとベトナムに分割されていたほうが良かった気がする。 

49 :世界@名無史さん:2011/02/07(月) 05:50:37 0
確かに 
国民にとってもその方が幸せだったろう 

50 :世界@名無史さん:2011/02/07(月) 23:39:21 0
共産主義と虐殺はセットなのかねー 

51 :世界@名無史さん:2011/02/08(火) 00:39:36 O
東独は何もないぜ。 
ただ指導者層の質の問題だと思う。 

53 :世界@名無史さん:2011/02/08(火) 10:12:07 0
>>51 
秘密警察による監視と密告体制はあったけどね。 

52 :世界@名無史さん:2011/02/08(火) 07:15:19 0
高い民度+共産思想→互助 
低い民度+共産思想→虐殺 

54 :世界@名無史さん:2011/02/08(火) 11:50:44 O
>>52 
民度が高くて共産主義が成功した国なんてあるかな。 
北欧みたいな福祉国家はあるかもしれないが。 

57 :世界@名無史さん:2011/02/08(火) 23:16:01 0
>52 
>54 
共産というのは生産手段の共有という発想なので、民度が高いと誰がいつ使うのかで議論が起こり、 
結局私有化して生産手段自体を増やそうという案が出てくる。 
共産圏の失敗は生産手段自体が少ない途上国が大半を占めていたこと。  



56 :世界@名無史さん:2011/02/08(火) 15:26:51 0
すでにポルポト派は1963年から、反シアヌークでゲリラ戦を始めている。 
だがゲリラ5000名が集まっただけで、農村部に支持層を広める事が出来ずにゲリラ闘争は大失敗。 

それを見たベトコンは、王政であるシアヌークと妥協し、シアヌークの黙認の下でホーチミンルートの設置を求めた。 
シアヌークは、黙認する代わりに、ベトナム労働党やベトコンは、カンボジア国内で政治活動を行わない事を求め、彼らはシアヌークと約束した。 
これでシアヌークとベトナム労働党・ベトコンとの協力関係が出来た。 

その為にベトナム労働党やベトコンは、反シアヌークゲリラ活動を行うポルポト派が邪魔になり、かれらのゲリラ活動を妨害するようになる。こまったポルポトは、 シナに救援も求めた。ポルポト派を味方にする事でベトナムを牽制出来ると踏んで シナはポルポト派支援に乗り出した。 

しかし1970年にシアヌークが、ロンノル首相に追放されるまでは、ポルポト派の 反シアヌーク・ゲリラ活動は、さしたる成果を挙げる事が出来なかった。 
カンボジア農民は、仏教信仰と合わせて仏教の保護者であるシアヌークを神のごとく 崇拝しており、シアヌークを批判するポルポト派ゲリラは、「トチ狂った赤」としか 見なされず、全く支持されなかった。 
ポルポトを支持する勢力は、カンボジア農民から差別される少数山岳民族だけで かれらがポルポト派ゲリラのメンバーとなった事で余計にカンボジア農民は、 ポルポト派ゲリラを嫌うようになってしまった。 

シアヌークもカンボジア王国陸軍に数回ポルポト派鎮圧作戦を行わせ、 
カンボジア平地から彼らを追出し、山岳部に追い詰め、農民達と接触させないように努めた。 



58 :世界@名無史さん:2011/02/09(水) 01:10:47 O
船戸与一著の『夢は荒れ地を』を読んで、ポル・ポト派に対する見方が少し変わった俺w 

63 :世界@名無史さん:2011/02/21(月) 17:21:52.93 O
>>58 
案外、面白かったりするよね。アジア共産主義勢力には、 
常に一定の言い分はあるから。 

『キリング・フィールド』はクサかった。 


59 :世界@名無史さん:2011/02/21(月) 06:55:26.14 0
しかし何故ポルポト派はシアヌークを始末しなかったのだろう? 

60 :世界@名無史さん:2011/02/21(月) 08:14:34.43 0
>>59 
祟りが怖かったからじゃないのかねぇ 
マジでありうると思っている。 
20世紀の革命でも意外と王様は殺されていないからな 
というより、むしろロシアが例外だろう。 

61 :世界@名無史さん:2011/02/21(月) 14:05:30.24 0
> 20世紀の革命でも意外と王様は殺されていないからな 
> というより、むしろロシアが例外だろう。 

隣国ラオスのサワーンワッタナーもそうなんじゃないの? 

72 :世界@名無史さん:2011/02/23(水) 04:18:25.96 0
>>61 
サワーンワッタナー国王は幽閉先で病死らしい。 
もっとも、王族の「赤い殿下」スパーヌウォン王子が革命後に 
初代ラオス人民民主共和国主席に就任してたりするからよーわからん 

75 :世界@名無史さん:2011/02/24(木) 12:26:57.58 0
>>72 
いや餓死だろう。 
それにラオスも実権は首相が握っているらしい。 




73 :世界@名無史さん:2011/02/23(水) 06:51:00.13 0 ?2BP(0)
ベトナムのカンボジア侵攻は良い侵攻。 
アメリカのイラク侵攻と同じでね。 

74 :世界@名無史さん:2011/02/23(水) 07:54:51.02 0
カンボジアはベトナムに感謝すべきだよね(´・ω・`) 
イラクはまた違うけどw 

76 :世界@名無史さん:2011/02/27(日) 22:21:13.83 0
せめて湾岸戦争くらいにだな 
しかし、推定虐殺者数がCIAだけ異様に低いのがアメリカとクメール・ルージュの 
関係を表しているな。いくらベトナムが嫌いだからってねえ。 

77 :世界@名無史さん:2011/03/05(土) 00:47:32.58 0
ナーチナーチ連呼して無理矢理話題すり替えるアメ公 

78 :世界@名無史さん:2011/03/05(土) 21:41:52.97 0
今クメール・ルージュに肩入れしたところで何も利益はない? 




80 :世界@名無史さん:2011/04/14(木) 08:17:07.04 0
子供のように純粋で無邪気だったために「ぼくがせいぎなんだ ぼくにさからうひとはみんなしんじゃえー」という感じだったのかな? 
まあ日本は今ポルポト以上の自国民虐殺をやってのけているわけですけどね 

81 :世界@名無史さん:2011/04/14(木) 09:31:58.12 0
そこで今の日本のこととかいらないから 

82 :世界@名無史さん:2011/04/14(木) 10:53:09.73 0
ポルポトの虐殺って捏造だろうね 
ポルポトのやった純粋共産主義が成功したら 
世界の資本家は大損するからなw 

83 :世界@名無史さん:2011/04/14(木) 22:17:37.07 0
>>82 
おもしれwwwww 
クメール・ルージュの虐殺は、 
実際にはアメリカが爆撃して殺したとか言ってた人がいたわwww 



84 :世界@名無史さん:2011/04/14(木) 22:25:41.26 P
BSでなんかドキュメンタリーやってたね 
途中からしか見れなかったが 

まあなんだな。突き詰めれば簡単な話なんだよ 

 「現実」に「思考」を合わせる → 賢明 
 「思考」に「現実」を合わせる → 地獄 

クメールルージュは後者をやっちまったということ 
これは人間によくある間違いであり、共産主義だから起きたというわけではない 
資本主義においてバブルが発生する仕組みも後者だし 

85 :世界@名無史さん:2011/04/15(金) 00:47:12.85 0
タリバンは、暴力夫から逃げ出した女を捕まえて、 
鼻を切り落としたりひどいことしてるが、 
クメール・ルージュに比べるとまともに見える。 
ポルポトは、毛沢東と金日成から悪影響受けて、 
最悪な状態にまでエスカレートさせてしまったな。 

86 :世界@名無史さん:2011/04/15(金) 00:57:11.96 0
ポルポトは正義感からエスカレートしたと思う。 

87 :世界@名無史さん:2011/04/15(金) 04:58:20.95 0
ポル・ポトは善良な男だったそうだ。キューサムファンも洗練された文化人 
だったし。スターリン、毛澤東、金日成とはかなり違うんだが、 
わからんもんだね。 

88 :世界@名無史さん:2011/04/15(金) 07:12:22.51 0
新ジャンル:純粋すぎる独裁者 

89 :世界@名無史さん:2011/04/15(金) 16:41:39.11 0
学のない農民に疑心暗鬼と嫉妬と恐怖感をばらまくとどうなるか、という例 

90 :世界@名無史さん:2011/04/15(金) 21:10:44.19 0
なぜ民衆は狂った独裁に抵抗しなかった? 
黙って殺されるのが権威に従順な東洋人なのか。 
個人的にはタイ人の王室崇拝も不気味に思う。 

91 :世界@名無史さん:2011/04/15(金) 21:15:13.81 0
タイの王室崇拝は名君ラーマ9世によるところが大。 
この今上が崩御したら次のボンクラ皇太子、そうなったら王室は終わるな 
その点カンボジアは幸か不幸か、日本の傀儡君主制を真似て国体作ったから、まず安心 

92 :世界@名無史さん:2011/04/15(金) 23:38:42.76 0
>>90 
抵抗した民衆の1人がポル・ポトだったわけだが。 
指導者の側近に人を得ないとこうなるんだろうな。 

93 :世界@名無史さん:2011/04/16(土) 22:51:16.95 0
東南アジア人は権威に弱い。 
殺されても抵抗しない。 
王室を極度に崇拝するタイ人見てると民度は戦前の日本並みだよ。 


94 :世界@名無史さん:2011/04/16(土) 23:06:16.00 0
実際崇拝に足る能力があるわけだしな、昭和天皇しかりラーマ9世しかり。 
カンボジアのシアヌーク殿下も神のごとく尊崇されていたし、今もそう。 
ポルポトはその絶大な権威を利用して勢力を拡大した。 

95 :世界@名無史さん:2011/04/16(土) 23:23:55.81 0
戦前の日本人は建前はともかく実態は今のタイのような王室崇拝しとらんよ。 
それに東南アジア人が云々というのならバオダイも失脚しなかっただろう。 

96 :世界@名無史さん:2011/04/17(日) 02:02:25.27 0
ポルポトはシアヌークも粛清しようとしてたような。 

97 :世界@名無史さん:2011/04/17(日) 02:36:00.67 0
ポルポトは毛沢東、金日成の影響が大きいのだろうが、 
その二人よりロベスピエールと共通点が多いイメージがある。 

99 :世界@名無史さん:2011/04/17(日) 10:53:32.83 0
>>97 
毛も金も公的な欲だけでなく私欲も満たそうとしていたが、ポル・ポトは私欲の部分が余り無いからなあ。 

100 :世界@名無史さん:2011/04/17(日) 12:24:45.82 0
というか、その手の話は全くないでしょこの人。 
独裁者にしてはホント異例中の異例だよね。 
究極の理想主義者それがポルポト 

101 :世界@名無史さん:2011/05/01(日) 07:58:04.00 0
なぜ民衆は狂った独裁に抵抗しなかった? 
黙って殺されるのが権威に従順な東洋人なのか。 

102 :世界@名無史さん:2011/05/01(日) 11:40:01.57 0
>>101 
秘密警察や、子供のスパイなどが 
反革命的、反動的な人間がいないか監視していたから。 

103 :世界@名無史さん:2011/05/02(月) 01:00:57.01 0
抵抗したからこれだけ大勢殺されたんだろ 

104 :世界@名無史さん:2011/05/02(月) 01:06:42.74 0
共産主義は資本主義との闘争で殺し合いをさせ、 
劣等民族の人口削減を図るのに利用された。 
ベトナムもそうだ。 


107 :世界@名無史さん:2011/05/07(土) 11:55:52.07 O
ポルポトはあくまで純粋に自分の理想社会を築こうとしてた感じか。 
まあクメール・ルージュは国境付近でベトナム人殺しまくったりもしてたが。 


109 :世界@名無史さん:2011/05/15(日) 10:08:46.62 0
マルクス主義ってーのは大量虐殺を前提としたマジキチ宗教だからなんだろうな。 
ポルポトもある意味被害者なのかもしれん。 

110 :世界@名無史さん:2011/05/23(月) 16:30:12.82 0
それを言うならマルクス・レーニン主義やマオイズム 







133 :世界@名無史さん:2011/07/19(火) 19:56:26.67 0
過去レスでも言われてるな。 
ポルポトは私人としてはすごく優しく慈悲深い。若い頃は教師してたからね 
でも公人としては自分の理想を突っ走って国を壊した最低のリーダー。 

134 :世界@名無史さん:2011/07/19(火) 23:03:09.14 0
正義感が強いから、不公平のない世の中を作りたかった 
優しいから、自分の理想郷を実現して皆を幸せにしたいと思った 
高潔だから、自分の理想を妨げる存在が許せなかった 
誠実だから、何をしてでも理想を実現して皆を幸せにしなかればならないと思った 

カンボジアの悲劇は、ポル・ポトが人格者だったことに端を発すると言っていいと思う 


142 :世界@名無史さん:2011/07/23(土) 00:12:55.99 0
個人的な道徳性と、施政者として道徳性は全く異なるという話だな 

140 :世界@名無史さん:2011/07/22(金) 23:40:44.53 0
小中学校の風紀委員あたりにいそうな感じだな。 

143 :世界@名無史さん:2011/07/23(土) 03:15:27.66 0
>>140 
王族に連なる名家の出で、海外留学の後に教師。 
高い教養と革命思想を詰め込まれた苦労知らずで頭でっかちで思い込みが強いお人好しのボンボン。 

これは危険な匂いがプンプンするなw 

144 :世界@名無史さん:2011/07/23(土) 21:48:02.13 0
国民の大多数が求めているものとその社会で正しいとされるものとはずれる。 
ずれたときに後者にこだわったのがポル・ポト。 

145 :世界@名無史さん:2011/07/24(日) 07:22:36.60 0
スターリンや金日成、毛沢東やカストロはあくまで共産主義を「道具」と捉え、 
レーニンやポルポトは共産主義を「理念」と捉えた。 

146 :世界@名無史さん:2011/07/24(日) 12:44:24.79 0
>>145 
そこだな。マオやスターリンは現代の先進国に生まれても政党政治家として権力者になれただろうが、ポル・ポトは無理だっただろうね。 



148 :世界@名無史さん:2011/07/25(月) 02:25:59.59 0
善人が常に良いことをするなら、世界はとても平和だったろうね 
善意に満ちた理想主義者がどれだけ多くの血を流したか、ちょっと歴史を眺めたら分かるだろうに 

149 :世界@名無史さん:2011/07/25(月) 12:15:08.03 0
ポル・ポトの脳内では善だったのさ。 






151 :世界@名無史さん:2011/09/03(土) 16:11:55.03 O
しかしどうやってポル・ポトがクメール・ルージュの中で権力を保ち続けたのか 
弾圧や虐殺をどう指揮していたのかは今ひとつハッキリしないよね。 
ただの善人ではあれほど長期間に渡って指導者として居座ってられないと思うが。 

153 :世界@名無史さん:2011/09/03(土) 18:52:24.86 0
No.2が揺らぐことなく支えていたからだと思うよ。 
No.2って言っても、ポル・ポトを選んで神輿にかつぎあげた裏番長なんだけどね。 
名前は忘れたけど、そのNo.2にインタビューするドキュメンタリー映画を観た。 

189 :世界@名無史さん:2011/11/28(月) 21:13:29.23 0
ポル・ポト派No.2はまだ英雄気取り 

「同志ナンバー2」という呼び名で知られるチアは、虐殺をこんな例えで正当化したという。 
「人々がワニについて語るときは胴体の話ばかりして、日常生活で大切な頭や尻尾の話はしない。 
我々は悪い連中しか殺していない。良い奴は殺していない」 






154 :世界@名無史さん:2011/09/04(日) 20:14:56.99 0
ポルポトは殺人狂だったのでしょうか? 
そういう風に結論付けるのが一番すっきりしますが、意外にもポルポトの周辺の 何人かは、彼のことを思慮深く、潔癖な人間と評しています。 
実際、ポルポトは権力に対する執着こそ強かったものの、ベトナムのホーチミン と同じくその生涯において決して私服を肥やす事は無かったと言われています。 
また、若い頃にフランスに国費留学した位ですから、教養もありました。 

では、なぜあれ程までの悲劇が生まれたのでしょうか? 
かつてポルポトに単独インタビューしたジャーナリストが居ます。 
そのジャーナリストが虐殺の理由を直接聞いた時、ポルポトは「ベトナムが、この国を狙っていたから・・・」 というチンプンカンプンな言い訳をしていました。 
実はその裏に、言いたくても言えない恐ろしい事実があったらしいのです。 

ポルポトは、当時の中華人民共和国の国家主席だった毛沢東に支援を仰ぎ、 アメリカの傀儡政権であるロンノル政権を倒し、カンボジアの実権を握りました。 
つまり、ここでポルポトは毛沢東に大きな「借り」が出来たわけです。 

確かにロンノル政権は軍の幹部達が私利私欲に走り腐敗しており、それを憎み シアヌーク殿下の復活を願う、カンボジア国民やベトコンのバックアップが 有りましたが、ロンノル政権にはアメリカから大量の武器弾薬の援助が有った ので、中国からの武器の援助がなければポルポトのクメールルージュの勝利は 難しかったと考えられます。 

ロンノル政権を倒すために、どうしても中国の援助が欲しかったポルポトは、毛沢東の気に入る殺し文句を用意しました。それが、「カンボジアを農業社会 からストレートに完全な共産社会へ移行する世界最初の国にする」という申し出 でした。これは毛沢東が理論上は可能としながらも、文化大革命で挫折した試み だったので、もし成功すれば毛沢東の理論が正しいことを証明することになる ため、毛沢東は大きな関心を示しました。この一言があったために、都市部の 住人を強制的に共同農場に追い立てたそうです。 

155 :世界@名無史さん:2011/09/04(日) 20:15:37.99 0
時を同じくして、中国から大勢のアドバイザーがやって来ました。アドバイザー と言えば聞こえは良いですが、ポルポトが毛沢東と交わした約束が確実に実行 されるための監視役でした。そして、アドバイザーがはじめに提案したのが、 「資本主義に毒されたすべての知識人や金持ち」 の処刑だったのです。 

ポルポトは初め、「資本主義に毒された人々を農耕作業を通して再教育しよう」 と考えていました。これは自然な考え方です。ポルポトは、かつて自分の仲間 を“左翼狩り”で大勢殺したシアヌーク殿下には強い恨みを持っていましたが、 同胞である一般のカンボジア人を憎んでいたわけではなかったのですから。 

ところが、毛沢東は巧みにポルポトの逃げ道を塞ぎ、知識人の多くを処刑する 命令を出すことをポルポトに承知させたそうです。さらに、毛沢東は何故か 農場で働く人間全員に、わずかな食事しか与えることを許可しませんでした。 
表向きの理由は、資本主義で贅沢に慣れきった身体から毒を抜くということで したが、真の目的は他にあったと言われてます。 

常に空腹の状態にしておいて、隙を見て食べ物を盗み食いした人間を処刑する。 
それが恐ろしくて従順に働く人間には、極端な栄養不足のため餓死する運命が待ち受けている。実際、あと半年ポルポト政権が継続していたら、ポルポト派 の兵士を除く全国民が餓死していたでしょう。つまり、約一千万人居たカンボ ジア人が、わずか十万人程(半分がポルポト兵、残り半分が国外に逃げた人) になっていたわけです。十万人では国家として成り立ちません。 

その段階で、中国から大量の移民が入って来たらどうでしょう? 
カンボジアという国名は残るかもしれませんが、国民のほとんどが中国人に 取って代わられてしまえば、国を乗っ取られたのと同じ事です。 
これが毛沢東の真の狙いでした。 

156 :世界@名無史さん:2011/09/05(月) 23:50:31.49 0
長文で御説垂れ流しより、典拠をビシッと示してくれたほうが早いよ? 

157 :世界@名無史さん:2011/09/07(水) 02:35:37.88 O
面白い 

158 : [―{}@{}@{}-] 世界@名無史さん:2011/09/07(水) 17:20:04.76 P
全て毛が悪いでFA 

159 :世界@名無史さん:2011/09/11(日) 01:23:31.68 0
末期のポルポトインタビューを思い出す。 
私は具合が悪いんだよ。私のことはいいじゃないか。みんな責めるから気分が悪いよ。 
みたいな老人の愚痴だった。 
俺はやっぱりこの人は危険な独裁虐殺をやる人物だと 
勘で思った。 

160 :世界@名無史さん:2011/09/11(日) 09:13:48.37 0
もともとが教師で終わるべき人だしな。 
上に立つ器ではない 


173 :世界@名無史さん:2011/11/14(月) 22:26:51.89 O
>>154->>155 
これってマジ? 

174 :世界@名無史さん:2011/11/14(月) 23:04:30.18 0
>>173 
読み物としては面白い 
史実として見るには眉にツバつけといたほうがいいレベル 







179 :世界@名無史さん:2011/11/17(木) 21:34:20.30 0
ポルポトが今の日本に降臨したら 
老人問題一気に解決だな 

180 :世界@名無史さん:2011/11/18(金) 06:19:27.13 0
GDPは今の第3位から一気に50位くらいに落ちそうだけどな 

181 :世界@名無史さん:2011/11/18(金) 08:31:09.95 0
ジジイが消えたらすぐに1位に返り咲くよ 

184 :世界@名無史さん:2011/11/21(月) 13:34:28.67 0
お前がジジイになったときにその政策をしたいなw 




194 :世界@名無史さん:2011/12/05(月) 20:14:54.46 0
ポルポトも毛沢東も、会って話をすると、礼儀正しくて誠実な人だった言うのが何か切ない 

195 :世界@名無史さん:2011/12/05(月) 21:29:57.88 0
ポルポトはともかく「あの」毛沢東が?ナイスジョーク 

203 :世界@名無史さん:2011/12/19(月) 00:51:40.57 0
>>195 
誠実ではないが外面は良かったろ 
特に年長者に対しては表面的には腰が低い 





206 :世界@名無史さん:2012/01/01(日) 18:05:44.83 0
今、北朝鮮のマサオンがポルポト化しているだろう 
今の情勢だと60~70年はもつだろ 
ポルポトも原爆をもっていたら、続いていたかな 

207 :世界@名無史さん:2012/01/05(木) 14:18:03.70 0
イルソンもジョンイルも人口比で言えばポルポトほどは殺してないから 
多分ジュガシヴィリもマオも及ばないだろ 



211 :世界@名無史さん:2012/02/18(土) 20:57:10.63 0
アカはバカ 

212 :世界@名無史さん:2012/02/19(日) 04:08:33.96 0
ポルポトはあらゆる暴君暗君の中で一番意味不明だわ 

213 :世界@名無史さん:2012/02/20(月) 06:41:37.70 O
水清ければ魚住まず とか、清濁併せ呑むが毛ほども耐えられないか、利点を認識できなかったんじゃないかと。 

卑近な例だけど、エロ本は不健全だし自分に必要ないから総て無くすべしって主張するような人。 


215 :世界@名無史さん:2012/02/20(月) 23:45:30.50 0
自分が性欲薄いから他人のオナニー素材も没収しちゃうタイプか 

216 :世界@名無史さん:2012/02/22(水) 15:43:38.20 0
自分以外の人間を理解できなかった人ってことか 

236 :世界@名無史さん:2012/09/01(土) 07:11:34.85 0
ポルポトみたいな人、現実にもたまにいるよ。 
山奥の農村で風変わりなことやってるオッチャンとか。 
たいていは嫁に食わしてもらってるようなもんだけど。 

すごい純粋で人格者なんだけど、でも家族以外は誰も関わろうとしないw 





カンボジア
カンボジア王国(カンボジアおうこく)、通称カンボジアは、インドシナ半島に位置する東南アジア立憲君主制国家。東にベトナム、西にタイ、北にラオスと国境を接し、南は南シナ海に接する。首都はプノンペン。国民の90%以上がクメール語(カンボジア語)を話し、仏教上座部仏教)を奉ずるクメール人カンボジア人)である。
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転載元
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/whis/1296050004/

 


 




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