イタリア語圏、イタリア人の文化、影響等広く語るスレです。
対象地域は、現在イタリア語が公用語となっている国、イタリア語が多く使われている地域、
イタリアが植民地にしたことがある地域、かつてイタリア人が多く居留していた地域、
イタリア人が多く移民した地域等です。
例えば、
イタリア、スイス、サンマリノ、バチカン、マルタ、アルバニア、クロアチア、スロベニア、
リビア、エリトリア、ソマリア、エチオピア、アルゼンチン、ウルグアイ、オーストラリア等です。
5 :世界@名無史さん:2012/03/20(火) 23:52:27.73 0
世界史の場合、イタリア人とローマ人の区別って難しいな。
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ピザっ

12 :世界@名無史さん:2012/03/21(水) 00:31:01.08 0
アルゼンチン、ウルグアイ、オーストラリアに移民が多いのはどうして?
あと何故USAが入ってないの?映画ゴッドファーザーのおかげでUSのイタリア
移民の著名人=マフィアになってしまったが、もっと一般的な人物って誰が
いるんだろう?イタリア系の大統領ってまだ出てないよね?
13 :世界@名無史さん:2012/03/21(水) 09:33:19.29 0
アメリカはどこの国の移民も多いので、ある程度以上の比率を占めて無いと書く意味が無いし。
アメリカを書くなら、カナダとかブラジルとか、他にもいろいろ書く必要が出てくる。
14 :世界@名無史さん:2012/03/21(水) 09:43:28.54 0
>もっと一般的な人物って誰がいるんだろう?
イタリア系ってことなら、マドンナが一番有名だろ。
15 :つ20世紀前半:2012/03/21(水) 09:48:59.15 O
ガブリエル・ダヌンツィオ
フィリッポ・トマゾ・マリネッテイ
ベニト・ムッソリーニ
アメディオ・モディリアーニ
アルフォンス(アル)・カポネ
16 :世界@名無史さん:2012/03/21(水) 09:51:37.63 0
名前だけ列挙しても、意味不明
17 :世界@名無史さん:2012/03/21(水) 09:57:35.67 0
>>15
アメリカの移民って書いてあるだろうが。
28 :世界@名無史さん:2012/03/21(水) 16:12:20.83 0
>>14
あとはシルベスター・スタローンとか、アル・パチーノとか、ロバート・デ・ニーロとか。
29 :世界@名無史さん:2012/03/21(水) 16:16:55.46 0
マドンナとスタローンは確かにマフィアイメージないけど、
パチーノとデニーロはどちらもゴッドファーザーに主演してるんだよね。。。。 31 :世界@名無史さん:2012/03/21(水) 19:15:07.50 0
>>28
一番大物はフランク・シナトラじゃないの?
あとはデュカプリオとか、今ならレディー・ガガとか
18 :世界@名無史さん:2012/03/21(水) 11:04:18.07 0
>>12
>イタリア系の大統領ってまだ出てないよね?
ラテン系の大統領は一人もいないし、カトリックの大統領はケネディだけ。
20 :世界@名無史さん:2012/03/21(水) 11:51:46.13 0
なんだかんだイタリアほど凄かった国はない
だいぶ昔から考えるとな
21 :世界@名無史さん:2012/03/21(水) 12:36:50.02 0
イタリアっつーより、ローマだろ
23 :世界@名無史さん:2012/03/21(水) 13:49:18.55 0
日本人って、なぜかイタリア好きだよね。
なぜかイタリア人とかイタリアのことをかっこいいと思っている。
アメリカ人に話したら呆れていた。
25 :世界@名無史さん:2012/03/21(水) 14:58:20.41 0
>>23
アメリカでも高級住宅地はイタリア風の名前がついている
27 :世界@名無史さん:2012/03/21(水) 16:05:36.26 0
62 名前:世界@名無史さん 投稿日:2011/12/27(火) 21:45:42.24 0
『母を訪ねて三千里』って、結構凄い作品だよね。
原作は、エドモンド・デ・アミーチスのクオーレ(イタリア語)で、明治大正時代に翻訳し、
1970年代にアニメ化して、その内容は、ジェノバからアルゼンチンに母を探す。
脚本家は多分アルゼンチンの情報なんかほとんどないような状態で作っているんだろうし、
恐るべし、世界名作劇場。恐るべし日本のアニメ業界。
40 :世界@名無史さん:2012/03/21(水) 21:12:41.53 0
>>27 原作者がアルゼンチンが広大なことを知らなくて、すぐに見つかる設定にしてたので、
アニメ化の際はものすごくふくらました、とかトリビアの泉で見た気がする
41 :世界@名無史さん:2012/03/21(水) 21:54:33.52 0
だって、原作はクオレ物語の中の短い挿話だもん。
設定云々以前の話だと思うが。
32 :世界@名無史さん:2012/03/21(水) 19:24:16.43 0
イタリアといいギリシアといい
共和制を何百年と経験した民族は
凄まじい個人主義で、身勝手で、目先の利益が大好きで、こうるさくて、臆病で、贅沢で、怠け者になる
そのうち民主世界のすべての人間がイタリア人のようになるだろう
33 :世界@名無史さん:2012/03/21(水) 19:25:42.57 0
イタリアもギリシアも、全然個人主義じゃないだろ
34 :世界@名無史さん:2012/03/21(水) 19:38:59.92 0
イタリア人とギリシア人は古代から性質もまったく異なるが
35 :世界@名無史さん:2012/03/21(水) 19:39:28.92 0
臆病とか、贅沢とか、怠け者ってのは
共和制よりガイウス・マリウスの軍制改革が原因な気が。
36 :世界@名無史さん:2012/03/21(水) 20:25:59.34 0
つーか、中世からルネサンスにかけても共和制の伝統があった北イタリア人よりも、
ローマの共和制が終わって以来ずっと君主制に支配されてきた南イタリア人やギリシア人のほうが、
>>32の並べ立ててるようなマイナスなラテン系イメージが強いんだけど
42 :世界@名無史さん:2012/03/21(水) 22:54:44.52 0
イタリアって概念って、いつ頃生まれたんでしょうか?
44 :世界@名無史さん:2012/03/22(木) 12:21:50.42 0
イタリアという地名は「仔牛(vitulus)の地」を意味するが、
もともと南伊のカラブリア地方に植民したギリシャ人が現地語をもとに名付けたもの。
その北にはカンパニア、サムニウム、ラティウム、エトルリア(ティレニア)などが広がっており、
イタリアがルビコン以南のアペニン半島全域を指すようになるのはローマによる統一以後という。
前91年に同盟市戦争が勃発した際、反ローマの八部族同盟は国号を「イタリア」と定め、
狼(ローマ)を牛(イタリア)が踏みつけている図柄の銀貨を作った。
ただローマ側が全イタリア半島の同盟市民にローマ市民権を与えるとしたため、戦争は終結に向かい、
部族同盟国家イタリアも消滅して「国家ローマのイタリア本土」となった。
のちガリア・キサルピナもイタリア本土に編入され、イタリアは今のイタリア共和国の領域をほぼ覆うようになった。
西ローマ帝位消滅後、オドアケルは東ローマから「ドゥクス・イタリアエ」の称号を与えられ、
これを倒した東ゴート王テオドリックは「レックス・イタリアエ」を称した。
45 :世界@名無史さん:2012/03/22(木) 12:30:51.01 0
今まで厨房っぽいレスばっかりだったけど、やっと詳しい人が来てくれたか
46 :世界@名無史さん:2012/03/22(木) 19:14:00.51 0
>>44
要はオドアケルの国が、現在のイタリア国家の元と考えていいってこと?
48 :世界@名無史さん:2012/03/22(木) 21:40:01.63 0
「イタリアとは地理的概念に過ぎない」ってビスマルクだっけ?
要するに、国としてイタリアを見るようになったのはごく最近のこと
リソルジメント以降の話
49 :世界@名無史さん:2012/03/22(木) 21:57:44.76 0
つまり、日本人が「日本」を意識しだしたのとほぼ同時期か。
56 :世界@名無史さん:2012/03/23(金) 18:41:13.52 0
>>49
そうそう
明治維新とリソルジメントには時代だけでなく似た部分がある
佐幕派と尊皇派・ガリバルディ(共和制)とサヴォイア(王制)の
イデオロギー的に対立する派閥間の争いみたいなさ
50 :世界@名無史さん:2012/03/22(木) 22:03:17.58 0
>>48
メッテルニヒな
イタリアは、この2つの歴史的概念の合体なんだと思う。
52 :世界@名無史さん:2012/03/22(木) 22:11:19.43 0
>>48
それはビスマルク御大の自己紹介(=ドイツの自画像の吐露)じゃね?
イタリアという意識の成立については、俺は2つの要素があると思う。
一つ目は、共和制ローマ時代の「まともな同盟市」が存在する範囲。
この「まともな同盟都市」というのは、つまりポリス体制を作っている都市と言うことで、
これで、「酋長の村」を無理矢理都市扱いしたガリアと、
ローマ系にしろギリシア系にしろ他のスタイルにしろ、ポリスを知る中南部イタリアが分けられる。
これは、南側から区切る概念で、今の北伊は入らない。
もう一つは、フランク王国分割時の、「長兄ロタールの国のうち、弟たちに山分けされなかった部分」
これは、北側から区切る概念になる。
イタリアは、この2つの歴史的概念の合体なんだと思う。
51 :世界@名無史さん:2012/03/22(木) 22:04:31.51 0
20 名前:世界@名無史さん 投稿日:2011/11/13(日) 17:18:56.84 P
イタリアではサンマリノが統一への参加を拒否したし、そんなのがあるので
イタリア政府と教皇庁もバチカンの丘だけイタリアではないことにして
他の教皇領は諦めてイタリアに含めることで手を打った。
スイスなんかはそれぞれがドイツ、イタリア、フランス統一に
参加しても全く問題ない地域が勝手に連合して出来ている。
スイスのイタリア語圏には1村だけスイス連邦加盟を拒否してイタリア統一に参加した
イタリア共和国に所属する村が今でもある。
22 名前:世界@名無史さん 投稿日:2011/11/14(月) 09:40:31.79 0
>>20 セボルガ公国か
セボルガ公国(セボルガこうこく、イタリア語: Principato di Seborga)は、イタリア北西部のセボルガにある自称独立国(ミクロネーション)。人口は約320人。
23 名前:世界@名無史さん 投稿日:2011/11/14(月) 09:54:34.20 P
>>22
そんなのもあったなw
ただ、そっちはちゃんと認められてないが、スイス内にあるイタリアの飛び地の
カンピオーネ・ディタリア村の方はれっきとした双方公認。
58 :世界@名無史さん:2012/03/23(金) 23:03:01.67 0
>>1
リビアにもイタリア人は多く移民したの?初耳だなあ。
59 :世界@名無史さん:2012/03/23(金) 23:05:21.66 0
リビアは植民地だろうが、よく読めよ。
60 :世界@名無史さん:2012/03/23(金) 23:45:40.77 0
ソマリアでも英領だったとこは安定してるな
67 :世界@名無史さん:2012/04/09(月) 21:32:40.17 0
35 : オツガイ ◆EAbyJft1LY : 2011/02/05(土) 16:01:01 0
「母をたずねて三千里」やポワロのヘイスティングズ大尉なんかをみると、
当時のヨーロッパにおいてアルゼンチンへの移民がいかに普及してたかが、
良く分かる。やはり気候的に過ごしやすかったからというのもあるだろうね。
46 : 世界@名無史さん : 2011/02/05(土) 16:07:39 0
フランスからもけっこう移民があった。
フランス移民は地方の地主になるのが多かった。
一方イタリア移民は農業労働者で、小金が貯まるとブエノスアイレスに出た。
42 : 世界@名無史さん : 2011/02/05(土) 17:05:27 0
何十年前かのアルゼンチンの調査だと、
イタリア系35.5%、スペイン系28.5%だったのを記憶している。
これは父系単位だと思うので、血が混じっているということなら、
両方とももう少し多いだろうね。その代わり合計が100%超えるけど。
44 : オツガイ ◆EAbyJft1LY : 2011/02/05(土) 17:19:51 0
>>42
へ~、イタリア系のほうがわずかとは言え、スペイン系を上回ってるんだ。
少し意外だけどアルゼンチンにおける移民の多さを物語ってると言えるか。
アメリカ合衆国でもイギリス系よりドイツ系のほうが多いし似たようなものかな。
69 :世界@名無史さん:2012/04/15(日) 11:55:01.74 0
イタリアの語源はエトルリアじゃね?
70 :世界@名無史さん:2012/04/15(日) 15:24:07.15 0
>>69
違う。ドドイツだろ
71 :世界@名無史さん:2012/04/15(日) 16:21:16.69 0
名前の由来は>>44に出てるよ。
72 :世界@名無史さん:2012/04/15(日) 16:36:38.01 0
ローマ軍団に「イタリカ」というのがあったと思いますが、「イタリア」と同じ語源でしょうか?
73 :世界@名無史さん:2012/04/15(日) 17:06:56.21 0
>>72
イタリカは家畜を飼う者という意味があって、元々は牧畜産業を営む畜産家の集まりだった。
しかし十字遠征が始まるとともに畜産家たちは鞭から剣にかえて終結し、神聖ローマ帝国の礎の為に闘った。
74 :世界@名無史さん:2012/04/17(火) 16:05:33.98 0
>地理的な話題で恐縮なんだけど、イタリア(語圏)って古代ローマとか文明的に早熟だったのに<
その後(大航海時代あたりから)覇権国のポジションからは遠ざかっているのは「非資源国」だから
じゃないかな。
産業革命以降特に、同じヨーロッパで英独仏露・・・・西葡蘭に後塵を拝するようになったのは、
鉄鉱石や石炭、石油を持っていなかったことに尽きると思うんだ。
技と知恵の華が開いたルネッサンスが、イタリア(語圏)のピークじゃないかな。
75 :世界@名無史さん:2012/04/18(水) 04:19:31.60 0
>>74
ルネサンス以降も文化・化学共に発展していったのだが。
日本の歴史教育でイタリアを適当にしか教えてないだけ。
77 :世界@名無史さん:2012/04/18(水) 20:46:39.26 0
>>75
>日本の歴史教育でイタリアを適当にしか教えてないだけ。
その辺の話、もっと語ってください。
78 :世界@名無史さん:2012/04/18(水) 22:42:16.02 0
>>77
イタリアに限ったことではないのだが・・・
例えばイタリアの場合、高校の世界史でも先史時代はほとんど述べられず、ローマとエトルリアの歴史にほぼいきなり入る。
(しかもローマ以外の歴史がほぼ無視)で、東西ローマ分裂は、西ローマ滅亡、ゴート・東ローマ・ランゴバルド・アラブの侵攻、 神聖ローマ帝国成立、ノルマン人のシチリア征服などがさらっと出てルネサンスやって次はイタリア統一、両大戦の裏切り、ムッソリーニが出ておしまい。
近現代史重視を~って言ってる連中も戦後イタリアの復興とか、カポディモンテ焼いてた頃のナポリ王国とかまず教えろと言わない。
これでも大航海時代の後、スペイン継承戦争とフランコくらいしかまともに出てこないスペインや独立しかほぼでないフィンランドよりはマシかも。
79 :世界@名無史さん:2012/04/19(木) 02:22:42.91 0
高校世界史の偏りって言うのはどこから生じたものなのですかね?
80 :世界@名無史さん:2012/04/19(木) 04:07:53.54 0
>>79
授業時間の制約から大雑把な世界史ダイジェストになってしまうのは仕方ないにしても、
政治史偏重すぎるのはどうにかならんもんですかねえ。
確かにルネサンス期からナポレオン戦争の頃までイタリア半島の政治体制は全然変化してないし、
政治史的には記述する必然性が少ないかもしれない。
しかし少なくとも自然科学系ではイタリア北部の大学の存在感がやたらと強かった時期でもある。
結果17c、18cのイタリア語な人名は世界史の教科書より数学や物理、化学の教科書に多く載ってる不思議な状態。
自然科学屋の目線で見たら、これって後世に影響を与えた証拠そのものなんだけども。
82 :世界@名無史さん:2012/04/19(木) 13:25:22.00 0
ラテン語に一番近いのがやっぱりイタリア語?
83 :世界@名無史さん:2012/04/19(木) 14:24:19.44 0
発音の面では俗ラテン語からの変化の程度が一番少ないのがイタリア語。
文法の面ではイタリア語はフランス語スペイン語と変わらない。発音で一番大きく変わっているのがフランス語。
次にルーマニア語、ポルトガル語、レトロマンス語。その次にスペイン語、オック語、イタリア語が来る。
異端児はフランス語で、スペイン語とイタリア語は何も知らない人が聞いてもだいぶ似ていると感じるが、
フランス語とイタリア語はすごく昔は同じ言葉だったんですよといっても信じるまい。
文法の面ではルーマニア語が異端児。ルーマニア語は名詞に格を持っていて、名詞の後ろに冠詞がつくなど他のとはちがう特徴がある。
84 :世界@名無史さん:2012/04/19(木) 14:47:24.88 0
俗ラテン語というのは、文章語として使われるラテン語ができあがったあとに、民衆レベルでそれと乖離していってできたラテン語。
普通にいうラテン語が現在のイタリア語などの直接の先祖ではない。
ラテン語は共和制末期ごろに非常に洗練された形に整い、
それが西ローマ帝国崩壊後も(教育レベルの低下によって崩れつつ)用いられたため、
民衆がどんな言葉を「話していた」かは文献からは直接には断片的にしか分からないが、
推測によって大体こんなもんだろうという概要は分かっている。
そのあと各地の俗ラテン語はそれぞれ異なる歴史をへて現在にいたる。
85 :世界@名無史さん:2012/04/19(木) 14:58:45.55 0
うわ、すげぇ。
82から84までコピペして保存しとくわ。
これだけ知識ある人は、この時間だし大学とか職場から書き込んでるんだろうな。
88 :世界@名無史さん:2012/04/19(木) 19:05:20.61 0
>>84
ポンペイにある落書きみたいなのから、口語を再現できたりしないのかな?
あと戯曲みたいなのは、全てギリシア語でラテン語のものは残ってないのだろうか?
89 :世界@名無史さん:2012/04/19(木) 19:29:29.35 0
書かれたものから発音なんかわかるわけないじゃん
93 :世界@名無史さん:2012/04/19(木) 22:32:14.49 0
93 :世界@名無史さん:2012/04/19(木) 22:32:14.49 0
>>88
俗ラテン語というのは、戯曲やポンペイの落書きが書かれたころのものも含むが、もっと後まで、
軍人皇帝の時代から西ローマ帝国滅亡から、西ゴート王国、ランゴバルド王国、フランク王国(の途中)などがあったころまで、 資料からはよく見えないものの、存在したであろう(いわばブラックボックスになっている時代の)民衆のラテン語をさす。
なにぶん話し言葉というのは書き言葉とちがって文献に残らないので歴史的な全貌まではよく分からない。
90 :世界@名無史さん:2012/04/19(木) 19:58:02.62 0
バチカン市国はラテン語でミサとかやってるだろ。普通はイタリア語を話してるのかな?
まさかラテン語を話してるとか?
93 :世界@名無史さん:2012/04/19(木) 22:32:14.49 0
>>90
「バチカンではラテン語が使われている」というのはよく知られているが、
これは「バチカンの僧侶は教会の儀礼でラテン語を使う」とイコールで、「バチカンの人はラテン語が母語である」というのではない。
バチカンの僧侶はイタリア人でイタリア語を使う。
儀礼でのラテン語の発音は、ラテン語文をイタリア語読みしたもので、古代のラテン語の発音ではない。
古代にはラテン語がどんな発音がなされていたかは推定されていて、「古典式発音」と呼ばれている。
ヨーロッパではラテン語の文章を読むときは、ドイツ語ならドイツ語、イタリア語ならイタリア語の伝統的な発音と、 古典式発音の二つの流儀があり、そのどちらかを使う。
日本では、歴史的な経緯からラテン語の伝統的な発音というものは存在しないので、古典式発音だけが通用している。
94 :世界@名無史さん :2012/04/19(木) 22:33:03.57 0
>>90
バチカン市国の公用語はイタリア語と英語だってさ。
ラテン語は儀式や研究に必要だろうけど。
しかしラテン語発祥の地なのに、今のローマ市の言葉は「ローマ弁」という方言なんだよな。
標準語はご存知ダンテのおかげで、フィレンツェの言葉が基だし。
92 :世界@名無史さん:2012/04/19(木) 22:18:06.64 0
最近、イタリアに興味を持ちはじめたから、このスレは読んでて面白い
イタリア料理が大好きなんで文化も理解したいと思い、イタリア語を勉強し始めたけど発音難しい…w
95 :てるまえろまえ:2012/04/19(木) 23:10:49.71 0
基本的に発音が綴りになって文章化されたんちゃう?
スペイン語なんてほぼ発音が綴りそのまんまだし英語でもnameをナーメと
昔は発音してたらしい、その他の単語も綴りから離れて発音されてるらしいし。
だからラテン語は綴りどうりってのは無理か?
96 :世界@名無史さん:2012/04/19(木) 23:53:01.06 0
>>95
フランス語がなぜ発音と逸脱した綴の法則になったのか気になる。
98 :世界@名無史さん:2012/04/20(金) 00:17:45.23 0
>>96
そりゃ、フランスはゲルマン人の征服王朝だからでしょ。
108 :世界@名無史さん:2012/04/26(木) 21:17:47.43 0
>>98
正確には西ローマ崩壊後、ローマ化された民族集合体である「フランク族」が統治権を持った国。
統治したといってもその基盤は弱く、在来のガロ・セナトール貴族に頼らざるを得ない政権だった。
100 :世界@名無史さん:2012/04/22(日) 15:00:47.38 0
南イタリアにはまだギリシャ語を話す町があるのか。すごいな。
今のギリシャ本国のギリシャ語と違って古代ギリシャ語かな?
101 :世界@名無史さん:2012/04/22(日) 15:10:51.43 0
>南イタリアにはまだギリシャ語を話す町があるのか。すごいな。
まだそんな町あるの?
102 :世界@名無史さん:2012/04/22(日) 16:04:24.80 0
2-3万人はギリシア語(グリコ語)話者がおるらしいね
99 :世界@名無史さん:2012/04/22(日) 13:50:50.86 0
~標準語はご存知ダンテのおかげで~
全然存じ上げない、どなたか神曲の話をしてくりぇ。
103 :世界@名無史さん:2012/04/22(日) 16:27:03.02 0
>>99
西ヨーロッパでは、詩とか、俗人むけの説教とか、メモ書きなどには各地の母語が使われたが、 まとまった量の、ある程度知的な内容の文章となるともっぱらラテン語の領分だった。
イタリアでは、14世紀にダンテ、ペトラルカ、ボッカッチョの三人の文人が出て、 ラテン語とならんでイタリア語で文芸作品を著した。
ダンテはフィレンツェの出身だったので、フィレンツェの方言を使って文章を書いた。
その後この14世紀のイタリア語文が権威化し、イタリア語で文章を書く際にはそれにならうようになった。、
イタリア語は西欧の他の言語に比べてかなり早くに洗練された文章語を得るという恩恵を受けた。
くだって19世紀、14世紀以来のイタリア語から、当時古めかしいと思われた要素を取り除き、口語的な要素を加える形で 文章語が改革され、それが統一イタリアで用いられて現在の標準語となった。
日本の場合、江戸の上流層の使っていた方言を元にして新たに標準語が作られたので、その経緯は異なる。
標準語=首都で用いられる言葉に手を加えて作られた言葉というのがどの言語にも当てはまるわけではない。
105 :世界@名無史さん:2012/04/23(月) 16:19:53.13 0
>>103
有難う、くどくなってしまっても、結びに
「標準語はフィレンツェの言葉が基だ」
の一文を入れてくれたら、もっと嬉しかったじょ。
106 :世界@名無史さん:2012/04/23(月) 21:18:53.22 0
ここは世界史板にありがちな気取らない人が多くて良スレだな。
ギリシャ、ローマ、メソポタミアファンの俺も知らなかった情報満載だし。
イタリア史ってノルマン人のシチリア征服、マフィアとか意外と奥も深い。
でわ、我々は中華文化圏にギリシャ、ローマ時代の文化の上に成り立ってると気取ってみるか。
111 :世界@名無史さん:2012/05/03(木) 09:15:27.91 0
>>105
その標準語も統一イタリアの初代大統領はしゃべれなかったけどな
114 :世界@名無史さん:2012/05/12(土) 10:11:28.30 O
イタリア南部でたまに2mを越す大男がいるけどどこの遺伝子だ?
115 :世界@名無史さん:2012/05/12(土) 13:17:01.75 0
ゴッドファーザーに出てくる殺し屋のオッサンみたいなやつかw
116 :世界@名無史さん:2012/05/12(土) 18:27:50.03 0
20世紀初頭以降、エスプレッソはイタリア人になくてはならないもの。
外国から帰ったイタリア人が真っ先にしたいのも、エスプレッソを飲むこと。
ムソリーニ時代のコーヒー輸入禁止のときは大変だったらしい。
121 :世界@名無史さん:2012/05/23(水) 22:32:05.24 0
ギリシア神話とローマ神話の関係がよく分からないんだけど。
ローマ帝国時代にギリシア文化を取り入れた際に、神々とか神話も一緒に輸入されたってことなのかな?
122 :世界@名無史さん:2012/05/23(水) 23:01:42.13 0
違うでしょ。
単に似たようなやつを同一視しだだけ。
ゼウスとユピテルとか、アプロディテとウェヌスとか。
123 :世界@名無史さん:2012/05/23(水) 23:26:38.46 0
似た奴と言うか、明らかに伝播しているだろ。
単純に、ギリシアから直接イタリアという経路を経てるかどうかは議論の余地があるが。
125 :世界@名無史さん:2012/05/25(金) 16:27:55.28 0
>>121
もともとローマ人は神を信仰しても、神話に当たるものがなかったらしい。
それがギリシア人(主として南伊の植民者)との接触で、神々の共通性に基づいて
・ゼウス=ユピテル
・ヘラ=ユノー
という具合に習合して、神話もそっくり取り入れたと書いてあった。
126 :世界@名無史さん:2012/05/25(金) 22:20:24.95 0
ローマは文化や宗教や思想は大半が中東の物。
ローマはミトラ教というのが体制宗教でこれも中東発祥。
多神教だから宗教がいっぱいで支配宗教ではなかったけど。
キリスト教もその流れで中東のイスラエルから流れてきた。
でもキリスト教は一神教だから多神教なんて認めないからローマにあったさばざまな宗教を
すべて否定した。もっとも熱心にこれを広めたのがユダヤ人とギリシャ人。
どちらもローマに滅ぼされて属国になった国。これとローマ各国属国になった国の下層民に
広めた。奴隷の反乱という思想がローマを支配してついにはそれが支配宗教になった。
127 :世界@名無史さん:2012/05/25(金) 22:27:02.69 0
まあそれは置いといてカトリックがローマを支配してるってことは世界中に
信者がいっぱいでいるんだよ。
民族も国籍も様々。
だからイタリアは中々統一国家ができなかった。本来は民族も人種も国籍もバラバラ
だったから。
それがバチカンという宗教国家ができて国と宗教を切り離すことによってやっとイタリアが
統一できた。
あとギリシアはエジプト思想のまるパクリ。ギリシャ人がエジプトで学んだ思想を少し変えて
作っただけ。キリスト教もギリシャ人思想家経由だけどこれも元はイスラエル人が作った。
イスラエル的な民族主義的キリスト教がすたれて国際的なパウロ的=ローマ的=ギリシャ的
キリスト教が世界に受け入れられたってのが正解だけど。
128 :世界@名無史さん:2012/05/25(金) 22:58:15.00 0
>あとギリシアはエジプト思想のまるパクリ。
確かに影響は非常に強いけど、丸々パクリじゃないだろう。
129 :世界@名無史さん:2012/05/25(金) 23:15:38.38 0
ローマ教皇は西方のローマ・カトリックの親玉であって
東ローマには東方正教があり総主教がいたわけだが
130 :世界@名無史さん:2012/05/26(土) 01:12:47.37 0
カソリックと正教の対立は、どちらが「ローマ帝国&文化」の
継承者であるかってのが根本的な原因だよな。
131 :世界@名無史さん:2012/05/26(土) 01:27:23.79 0
ローマ帝国&文化の継承者いうてもさ、
キリスト教とローマ帝国が体制的に一体化した時期って長くないよな。
むしろ最初はローマに弾圧されてたわけで。
ローマ帝国の継承者いうてもなっていう気がするのは現代人の感覚ですか?
134 :世界@名無史さん:2012/05/26(土) 18:57:05.35 0
>>131
ローマ帝国滅ぶ
↓
ローマの上層部、悲観して、
修道会なんかに逃げ込む。
↓
教会が、ローマ文化を継承。
特にベネディクト会とかそんな感じ?
なんか教科書的なレスだ w
140 :世界@名無史さん:2012/06/28(木) 07:14:51.49 O
ランゴバルドのイタリア征服っどんな感じだったん?
住民からは歓迎さるた?
142 :世界@名無史さん:2012/07/01(日) 22:50:10.80 0
>>140
歓迎されたかというと微妙だけど、ビザンツの統治がひどかったから「他に選択肢がない」てな感じだったんじゃない?
それにランゴバルドの征服は北中部が中心ながら、ラヴェンナやローマは相変わらずビザンツが確保してた。
あと、初期には王が殺されて諸侯が分立割拠したそうで、カオス状態がしばらく続いたみたいね。
143 :世界@名無史さん:2012/07/02(月) 23:30:59.13 0
ムッソリーニがオーストリアを武力で脅して傀儡政権作ったってのが痛快だね。
メッテルニヒの墓を踏みつけて凱歌をあげただろう。
「な~にが、『イタリアとは国家ではなく半島の名前に過ぎない』だ!
このやろう!このやろう!イタリアをなめんなよー!!」
145 :世界@名無史さん:2012/07/16(月) 22:10:58.09 0
816 名前:世界@名無史さん 投稿日:2012/07/16(月) 20:12:09.10 O
映画「第三の男」の中でオーソン・ウェルズは
「イタリアではボルジア家による恐怖と流血がミケランジェロを産んだが、
スイスの長年の民主主義は何を産んだと思う?鳩時計だ」
という内容のセリフを残してますね。
817 名前:世界@名無史さん 投稿日:2012/07/16(月) 20:26:50.53 I
その台詞は有名ですね!
イタリア半島内でも国家としては恐ろしいぐらいの安定を保ったヴェネツィア共和国では天才的な個人はあまり輩出せず、
対照的に「病人が苦しみに寝返りを繰り返す様」に政治体制がコロコロ変わったフィレンツェ共和国では思想家・芸術家・技術者あらゆる方面で数えきれない程の天才を輩出したことは有名ですよね。
146 :世界@名無史さん:2012/07/17(火) 06:11:02.87 0
その分、フィレンツェは、
ヴェネツィアに比べると短命だったし。
ヴェネツイアは、
建築はいうまでもなく、
絵画での貢献は大きいし、
なによりも実質的にパドヴァ大学をしきって、
近代科学を誕生させたし、
ガリレオも保護したし、
出版では一時期ヨーロッパの中心だったりで、
文化上の貢献が絶大であることには変わりないよ。
147 :世界@名無史さん:2012/07/17(火) 08:54:03.76 0
短命だったのに、大量に排出したことが凄いってことじゃないの?
148 :世界@名無史さん:2012/07/17(火) 15:51:46.10 0
つまり政情が不安定なら天才が出現するんだな
アフリカとか中東とかすごいことになってそう
149 :世界@名無史さん:2012/07/17(火) 18:33:02.37 0
確かに中世のアフリカとか中東は、なかなか文明発達していたなぁ。
150 :世界@名無史さん:2012/07/18(水) 02:52:14.85 0
短命っても、300年はあるか。すげーな。
転載元
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/whis/1332253283/
イタリア共和国(イタリアきょうわこく、イタリア語: Repubblica Italiana)、通称イタリアは、南ヨーロッパに位置する共和制国家。
イタリア半島およびその付け根に当たる部分と、地中海に浮かぶ2つの大きな島(サルデーニャ島、シチリア島)からなる。国土北部のアルプス山脈において、フランス、スイス、オーストリア、スロベニアと国境を接し、南西のシチリア島の対岸にチュニジアが、南には旧植民地のリビアが存在する。またサンマリノ、バチカンの領土を取り囲んでいる。首都はローマ。
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