1 :世界@名無史さん:2011/09/03(土) 11:02:01.74 0
伝染病から性病まで語りましょう 






2 :世界@名無史さん:2011/09/03(土) 11:02:41.39 0
有名な病気といえば、ヨーロッパのペスト 

ペスト
かつては高い致死性を持っていたことや罹患すると皮膚が黒くなることから黒死病と呼ばれ、恐れられた。14世紀ヨーロッパではペストの大流行により、全人口の三割が命を落とした。 

44
中世ヨーロッパにおけるペストの伝播   


3 :オツガイ ◆EAbyJft1LY :2011/09/03(土) 11:09:13.83 0
>>2 
ペストはヨーロッパ以外に、マムルーク朝でも流行ってたね。 
ある意味、ヨーロッパ以上にその影響は大きかった気がする。 

22 :世界@名無史さん:2011/09/14(水) 18:42:49.01 0
アテナイのペストが最古の戦場での感染症流行の最古の記録なんだっけか 
まぁペストではなかったらしいが 



4 :世界@名無史さん:2011/09/03(土) 11:27:11.77 0
世界一伝播速度が早かった病気は梅毒 

 

5 :世界@名無史さん:2011/09/03(土) 12:49:37.48 O
ここは医療史スレなのかな? 
インカでは頭蓋骨骨折を手術で治療していたというのは本当? 

6 :世界@名無史さん:2011/09/03(土) 19:36:14.05 0
>>5 
フランスで頭部穿孔手術した新石器時代の頭蓋骨が発見されてるし、 
イェリコやハラッパーでも同様の事例があるから、さして不思議じゃないと思うな。 

14 :世界@名無史さん:2011/09/04(日) 23:31:45.78 O
>>5>>6 
よく感染症起こさなかったな。 
それとも、感染症予防法も確立してたのか? 

20 :世界@名無史さん:2011/09/06(火) 01:02:24.11 0
>>14 
セージなどの殺菌作用のある植物で消毒した可能性が想定されている。 
また、古代エジプトで蜂蜜が消毒剤として利用されていたのは有名。 

21 :世界@名無史さん:2011/09/10(土) 02:07:52.82 O
>>20 
外傷をアルコール洗浄する治療法はヒポクラテスも知っていた。アヴィケンナも外傷と鬱病の治療にアルコールを使用していたらしい。 

そこまで知っていて外科手術の消毒がリスターまで発見されなかったのは実に不思議。 

23 :世界@名無史さん:2011/09/27(火) 21:22:18.70 0
>>20 
蜂蜜に消毒作用なんてあるの? 

26 :世界@名無史さん:2011/09/28(水) 01:16:55.19 O
>>23 
俺も疑問に思ってたら「蜂蜜は感染創傷治療に効く」という論文(英語)があった。読み終わったら紹介するよ。 

28 :世界@名無史さん:2011/09/28(水) 09:03:08.71 0
>>26 
医学界では論文になるくらいの真偽定かでないマイナー療法だったのか。 
古代文明史ではさも当然のように言及されるから、てっきり周知の事実だと思ってたわ。 

29 :世界@名無史さん:2011/09/28(水) 20:16:59.49 0
「冬に唇が荒れたら蜂蜜塗れ」ってばぁちゃんが言ってた by昭和 

30 :世界@名無史さん:2011/09/28(水) 23:36:40.20 0
確かに肌荒れにはよく効く。べたつくから手とかには寝る時以外つかえんし 
虫がよって来る季節とかもよくないけど 

31 :世界@名無史さん:2011/10/05(水) 06:14:50.32 O
薬局のおじさんに喉の痛みに蜂蜜をまんま固めたような飴すすめられた。 

69 :!kab 水 ◆TCygujgOWY :2012/02/22(水) 12:29:32.96 0 ?2BP(7777) 株優プチ(whis)
>>23 
遅レスですまんが純粋な蜂蜜はほぼ100%糖分だから菌が繁殖しないだかしにくいとからしい。 











7 :世界@名無史さん:2011/09/03(土) 19:52:11.12 0
ゲームで壊血病ってゆうのが出たんだけど 
どんな病気なの? 

8 :世界@名無史さん:2011/09/03(土) 21:36:07.49 0
>>7 
ビタミンC不足による気怠い症状。 
そのゲームは大航海時代Ⅳですな 

13 :世界@名無史さん:2011/09/03(土) 23:15:02.50 0 ?2BP(0)
>>8 

9 :世界@名無史さん:2011/09/03(土) 21:55:15.20 0
非常に重度のビタミンC欠乏症だっけ? 
昔の船乗りには非常に恐れられた病気で、多数の人が命を落としたということだった。 

10 :世界@名無史さん:2011/09/03(土) 22:03:08.01 0
ドイツ海軍はザワークラウトで助かったらしい。 

15 :世界@名無史さん:2011/09/05(月) 02:54:20.78 O
>>10 
ザウアークラウトなら大好物だが、あれはビタミンC含んでるのか。 
なら白菜漬もそうなのかな? 

11 :世界@名無史さん:2011/09/03(土) 22:26:57.43 0
さしてイギリス海軍はライムを導入して壊血病を回避。 
ついでにライムの飲むものとあだ名されたとか 

12 :世界@名無史さん:2011/09/03(土) 22:31:06.80 0
ビタミンCを体内で合成できず壊血病になる動物は限られていて、 
動物実験が難しかったらしいね。 
ビタミンCの方がビタミンB1より後で発見されたのも、 
「すでに治療法は確立していて、人体実験には倫理的問題がある」 
「でも動物実験がうまくいかない(病気にならない)」というような話 
からだとか。 
で、確かモルモットは壊血病にかかるんで、モルモットを使って 
確認したというような話だった記憶がある。 








16 :世界@名無史さん:2011/09/05(月) 21:42:53.92 O
不思議に思うんだが明治時代に日本海軍がヨーロッパに初めて 
行った時に大勢の壊血病での死者を出した時言うが、 
1700年代にキャプテンクックが酢漬けの食事を出す事で解決してる。 
そういうソフト面の指導は受けなかったのだろうか? 

それと原因は白米主体の食事が原因らしいが、その時代の昔の人って 
そんなにバラエティーに富んだ食事をしてたのか? 
海軍と大して変わらない食事だったのではないかと思うんだが? 
今でも極端な偏食や拒食してる人いるでしょ?海の上の話じゃない希ガス。 

17 :世界@名無史さん:2011/09/05(月) 21:53:55.67 0
>>16 
脚気は主に帝国陸軍だな。 

18 :森鴎外:2011/09/05(月) 22:02:45.16 0
俺は悪くない! 
悪くないんだってば!! 

19 :世界@名無史さん:2011/09/05(月) 22:32:57.45 0
>>16 
下にあるとおり、初代龍驤が遠洋航海時に脚気で多数の死者を出した、 
という話と混同しているような気がするね。 






24 :世界@名無史さん:2011/09/28(水) 00:06:09.79 0
頓智で有名な臨済宗の僧侶「一休宗純」の死因はマラリア。 

豆知識な。 



25 :山野野衾 ◆m6VSXsNcBYte :2011/09/28(水) 00:13:26.61 0
光源氏が「北山のなにがし寺」を訪ねて後の紫の上と出会ったのも、マラリアがきっかけです。 
一説にモデルとされる大雲寺は、すくなくとも江戸時代には精神病患者の療養施設があった寺。 
平清盛の死因も、一説にマラリア。 

藤原道長や源頼朝は、糖尿病。 








32 :世界@名無史さん:2011/10/05(水) 10:00:22.20 0
丘に町を建てるのは水が溜まって伝染病地帯を作らないためと聞いたな。 
ヨーロッパの衛生の悪さを示すものとしてフランスの 
ウンコを道端に捨てて、それを豚が食って、家が近くて道路に日が当たりにくい 
んでハイヒール・男が女性を内側にエスコートetcが生まれたなんていう話が有名だが… 
どこもそんな感じなんかねえ 

34 :世界@名無史さん:2011/12/04(日) 01:26:32.81 0
>>32 
中国の豚便所の方が、合理的だな 


35 :世界@名無史さん:2011/12/04(日) 01:52:19.42 0
「江戸時代には都市部で集めた糞尿を地方へ肥料として運ぶ仕事があった」 
という話が上がると、現代の医者は 
「そんな事したら回虫が循環して不衛生極まりない」 
という、更にそれに反論がつく 
「回虫も寄生主に害を与えすぎたら自分達にとって損と分かってるから 
 人体に害を与えすぎるケースは少なく問題無い」 
更には 
「回虫は眼球を食い破る恐れすら有るのに」等々・・・ 


雷発生時に金属を帯びるべきかそうでないか論の決着が曖昧なくらいに 
医学もはっきり結論が出ない事が多い。 
一番納得いかないのはテレビ番組などで 
一方の説に決め付けようとする風潮がある事だ。 
世論が右に傾けば刺激効果を狙って左と言い切る、 
左に傾いた頃にはまたそれを否定して右と言い切る。 
※必ずしもそうでない場合もあります参考に留めて下さい云々は聞き飽きた。 
はっきりできないなら話題にするのを止めるかはっきりしてないとそのまま伝えれ。 

36 :世界@名無史さん:2011/12/04(日) 02:42:31.25 O
>>35 
レアケースを取り上げれば医師が、社会の大きな流れを見れば反論者が正しいんだろう。 
因みに、レアケースを取り上げる医師の態度は正しい。何故なら医師は個別具体的に発生した疾病に対応する専門家だから。 

妥当な社会政策は、この両者のせめぎ合いから導き出されるのだと思う。 

37 :世界@名無史さん:2011/12/04(日) 16:55:07.50 0
いや、現実に寄生虫が国民病とまで呼ばれてた訳で、とてもレアケースとは 

38 :世界@名無史さん:2011/12/10(土) 00:37:42.09 0
>>35 
寄生虫などの卵を含む人糞を野菜の肥料→人間が野菜を食べて腸内で繁殖、 
という循環はほとんどなかったみたいよ。 

なぜなら、昭和30年代以前、日本人は、野菜をなまで食べる習慣がなかったから。 

実際には、畑にまかれた人糞が乾燥し、寄生虫の卵が風と共に舞い上がり、 
室内に侵入。 
床や畳、家具の表面に付着した卵が指を介して、経口侵入されて腸内に到る、 
という循環だったらしい。 

ソースは、フィルムライブラリーで見た昭和30年代の衛生啓蒙映画。 



39 :世界@名無史さん:2011/12/11(日) 13:28:39.86 0
「なまで食べる」が「加熱しないで食べる」という意味なら、 
「野菜をなまで食べる習慣がなかった」は事実と異なっており、 
日本人は伝統的に大いに野菜の漬物を食してきたよ。 
そして残念なことに漬物にしたぐらいじゃ野菜に付いた回虫の卵は死なないのよ。 
人肥と野菜の回虫の循環は一般常識として学校で教えるべきと思う。 


42 :世界@名無史さん:2011/12/11(日) 18:09:58.21 0
回虫が体内にいることで、花粉症を防ぐ物質を出して対花粉症の効果があったんだろ。 

43 :世界@名無史さん:2011/12/12(月) 06:59:45.23 0
生で食わなくても、まな板とか調理具経由で感染するのもあるからな。 

44 :世界@名無史さん:2011/12/18(日) 11:46:17.64 0
中世や近世のヨーロッパで回虫の話をあまり聞かないのは、 
人肥を畑に撒くことの危険性が認識されていたからだろうか。 
それともただの偶然? 

45 :世界@名無史さん:2011/12/18(日) 14:57:15.31 0
ヨーロッパでは、人間の糞尿を肥料にするという基本的考え方が、そもそも無かったのでは? 

46 :世界@名無史さん:2011/12/18(日) 15:18:14.85 0
三圃式で家畜糞尿は肥料になってたんだけどな 

47 :世界@名無史さん:2011/12/18(日) 15:28:49.38 0
人間の糞尿の話をしてるんだが? 

48 :世界@名無史さん:2011/12/18(日) 16:04:04.23 0
チューダー朝(1485-1603)のイングランドでは汲み取りはあったみたいやね 

51 :世界@名無史さん:2011/12/24(土) 10:57:53.99 0
ユゴーの「レ・ミゼラブル」では人糞を畑に撒いて有効利用している 
東洋の農業を褒めていたくだりがあったな。西洋の農業では無駄に 
川に流しているだけだって感じで。 





52 :世界@名無史さん:2012/02/08(水) 22:24:27.72 0
南蛮船ではトイレ、食事の煮炊き、飲み水はどうしてたの? 




55 :世界@名無史さん:2012/02/09(木) 00:43:04.11 0
19世紀のヨーロッパで認定されたヒステリーは女性特有の病気だった。 
日本近世の癪(しゃく)も女性特有の病気。 
疝気は男性のみが罹る病気とされた。 
明らかに、時代のジェンダーバイアスが影響している。 



56 :世界@名無史さん:2012/02/11(土) 21:10:52.03 0
Quarantine,イエローフラッグって何だかわかるか? 

57 :世界@名無史さん:2012/02/11(土) 22:17:58.02 0
船舶検疫の制度じゃなかったけ。 
上船員に伝染病の疑いがある時は、黄色の旗を立てさせて、港外に40日間停泊させた。 
その間、症状が出なければ上陸を許可する。でれば、上陸拒否。 
ペスト流行時に、感染から港町を守るために生まれた制度。 

58 :世界@名無史さん:2012/02/11(土) 22:25:38.44 0
伝染病患者がいないときに黄色の旗を掲げて入港を依頼をしたんじゃなかったっけ。 



60 :世界@名無史さん:2012/02/11(土) 22:46:15.24 0
結核も、社会階層によってずいぶんと扱いが変わってくるよね。 

上流階級では、情熱の病いとか芸術性を高める病気なんて神話化され、憧憬の対象にさえなったが、 
庶民の間では、長期療養のため貧困をもたらす病気として忌み嫌われた。 

戦前の日本では、肺病やみの家筋だと認定されると、 
癩病と同じように結婚忌避の対象にさえなった。 




61 :世界@名無史さん:2012/02/13(月) 18:33:52.89 0
100年前の中国の奇病? 

62 :世界@名無史さん:2012/02/15(水) 08:34:33.57 0
見た目が奇妙なだけで単なる腫瘍なんじゃないの? 

63 :世界@名無史さん:2012/02/15(水) 12:30:02.17 0
現代中国でも稀によくいる 

64 :世界@名無史さん:2012/02/16(木) 23:20:31.26 0
病草紙に似たような病人が描かれていなかったっけ? 
麻酔がない時代、切開治療ができないから、膨脹するにまかせたのかな。 
仰向けではぜったに寝れないね。 








転載元
 http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/whis/1315015321/ 
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