74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 22:35:12
いよいよ夏だから妖怪の季節w


妖怪 件






1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/05(土) 21:22:54
一反木綿!!



         __
       ヽ|'A`|ノ_
         、_し ⌒ー'


一反木綿(いったんもめん)は、鹿児島県肝属郡高山町(現・肝付町)に伝わる妖怪。伝承地では「いったんもんめ」「いったんもんめん」とも呼ばれる。
首に巻きついたり顔を覆ったりして窒息死させるともいい、巻かれた反物のような状態でくるくる回りながら素早く飛来し、人を体に巻き込んで空へ飛び去ってしまうともいう。
ある男が夜に家路を急いでいたところ、白い布が飛んで来て首に巻きつき、脇差しで布を切りつけたところ、布は消え、男の手には血が残っていたという話もある。

ウィキペディア 一反木綿


2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/05(土) 21:39:49
砂かけババアは?



砂かけ婆(すなかけばばあ)は、奈良県や兵庫県に伝わる妖怪。人に砂を振りかける妖怪といわれる。

砂かけ婆

誰も姿を見たことがないといわれ、古典の絵巻などにも描かれていないために姿形は不明とされるか、もしくは姿を持たない妖怪とされている。自分の醜さを嫌って姿を人前に現さないという説もある。

ウィキペディア 砂かけ婆




3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/05(土) 21:47:16
やっぱ百鬼夜行だろw



百鬼夜行(ひゃっきやぎょう、ひゃっきやこう)とは、説話などに登場する深夜の町を集団で徘徊する鬼や妖怪の群れ、および、彼らの行進である。

百鬼夜行

古典の百科全書『拾芥抄』によれば、正月、2月子日、3月・4月午日、5月・6月巳日、7月・8月戌日、9月・10月未日、11月・12月辰日は百鬼夜行が出現する「百鬼夜行日」であり、百鬼夜行に出遭うと死んでしまうといわれたため、これらの日には夜の外出を控えたという。また同じく『拾芥抄』によると、「カタシハヤ、エカセニクリニ、タメルサケ、テエヒ、アシエヒ、ワレシコニケリ」と呪文を唱えると、百鬼夜行の害を避けられるという。

ウィキペディア 百鬼夜行



4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/06(日) 00:18:12
妖怪っていつから現れたんかいな??

5 :山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2008/04/06(日) 12:23:11
>4
古代・中世では細かい記録はなく、仏教の天魔=悪魔に相当するとされた天狗を除けば、鬼」ぐらいでしたね。
こちらが妖怪の総称。百鬼夜行に登場したのは、目一つや足一つといった種々雑多な異形のモノたち。

神聖なものを指す場合もありましたが、鬼もしくは変化のものが妖怪に相当した様です。変化単独での使用は、近世からでしょう。近世になると、妖怪の種類がどっと増えだす。

夜行日は元々中国の習慣ですし、古代・中世の知識人は仏典を根拠に世の中を理解していましたから、仏典の影響も無視できません。
柳田説等の様に、純粋に日本国内の風土から生まれたとは言えないでしょうね。
天狗=天魔、鬼=ガンダルヴァやクハンダなどと同じ異類、竜=仏典にそのまま登場する、と考えれば辻褄は合います。

ノヅチは蛇の類として、ウブメは死者の一形態として捉えられた。(ウブメも妖怪だという小松先生の御説は現代の見方でしょう)室町時代に現れた河童もそうですが、ひっくるめて同じ「妖怪」と考えられるようになるのは、それこそ鳥山石燕の頃からでしょう。
それ以前の『和漢三才図絵』では鬼以外の現在「妖怪」とされているものたちが列挙されていますが、独立した項目に並列されていません。それぞれ、生活環境を同じくする禽獣と併記されています。

なお、今言う妖怪をヨウカイと呼んだ例は近世まで希少です。あってもそれは「怪異な現象そのもの」を指しました。近世にはバケモノが一般的です。稀に妖怪という字にバケモノと振り名を振った例がありますが。



7 :山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2008/04/06(日) 12:28:12
妖怪というか、鬼の形態について記したものに『今鏡』があります。
仏教では生命は湿・卵・胎・化のいずれかの生まれ方をするとされてい
ますが、鬼は化生のものとされていました。
妖怪を指して近世に化生(当て字で化粧)のものと呼んだのも同じ。
親を介することなく、自然に生まれてくる存在という意味です。

仏典では仏国土の住人など、娑婆の人間離れしたものが化生とされる。



『今鏡』(いまかがみ)は、歴史物語。10巻。成立は平安時代末期であり、『今鏡』序文によれば、高倉天皇の嘉応2年(1170年)とされるが、それ以降とする説もある。作者は藤原為経(寂超)とするのがほぼ定説になっている。ほかに、中山忠親、源通親説もある。『今鏡』は『続世継』(しょくよつぎ)とも『小鏡』(こかがみ)とも呼ばれる。『続世継』は、『大鏡』の続きであるという意味で、『小鏡』とは、現在の歴史という意味である。『つくも髪の物語』ともいう。

ウィキペディア 今鏡



8 :ウーゴ ◆eaYqa3SeLE :2008/04/06(日) 16:59:00
ボリビアの農村部とかだと未だに妖怪を見たとか妖怪に脂肪を抜き取られた経験がある人が結構いる


11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/06(日) 19:01:15
>8

なにやら、妙齢のご婦人方が殺到しそうな伝説ですね。


12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/06(日) 19:13:38
それ、キャトル・ムーティレーションじゃないの?

キャトルミューティレーション
1970年代のアメリカで、家畜の目や性器などが切り取られて死亡しているという報告が多発。事例が起きる前後に未確認飛行物体の目撃報告が複数あることや、死体にレーザーを使ったような鋭利な切断面があること(なぜナイフでなくてレーザーであるのかは説明がない)、血液がすべて抜き取られていることなどの異常性から人間の仕業ではなく、宇宙人によるものではないかと騒がれた。

ウィキペディア グレイ(宇宙人) より


10 :山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2008/04/06(日) 17:31:26
ロシアでも市民権を得ているようですね。何を「妖怪」とするのか、文化圏ごとに意見が分かれそうですが。ペルーでも油を絞るそうですが、絞られた油がナサに送られてロケットの燃料になるとか、都市伝説が旧来の伝説に混じっているそうです。
日本でも、子供をさらって油で皿を焼くとか言われていましたが。





13 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/06(日) 20:11:35
日本は八百万の神思想があるからつくもがみを元にした妖怪は昔からたくさんいそうな気がしてたけど
こういうのも最近のことなの?それとも明確な名前付け分類がなかっただけ?



14 :山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2008/04/06(日) 21:19:21
>つくもがみを元にした妖怪
器物に霊がつくとしたのは『今昔物語集』の銅器の霊が最古ですが、
これ以外の例となるとぐっと下って室町時代からです。
古代、少なくとも記紀の時代から存在したものではありません。
そもそも器物霊の思想自体、室町時代に中国から伝来したとする説が
あります。確かに中国での器物が化ける話は古い。

それに、今言う「八百万の神思想」自体、本居宣長や平田派によって
伝統として喧伝されてきたものの、実際にずっと伝わってきたかとい
うと疑わしいですからね。


15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/07(月) 19:56:13
壺が玄関から入っていく話って、「今昔物語集」じゃなかったっけ?

20 :山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2008/04/09(水) 23:52:03
>>15
藤原実資が目撃したという、夜道をひょこひょこ油壺が歩いていて、鍵穴から邸内に入って行き、人を殺したという話ですね。
板や赤い単衣についても同じような話がありますが、器物そのもの の精ではなく、「鬼」が化けていたということになっています。

人以外のものに化けたという話は、これが最初でしょうか。
これ以降もあまり見ない、珍しい例だと思います。
なぜ『今昔物語集』にだけ出てくるのか・・・。



19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/09(水) 23:29:49
土蜘蛛とか妖怪分類じゃないんだ


21 :山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2008/04/10(木) 00:40:38
>>19
『土蜘蛛草紙』の成立が南北朝時代だったと思いますが、あそこでは器物霊や器物ではない異形の存在もひっくるめて土蜘蛛の一党とされていましたね。詞書が今手元にないのですが。
ただ、土蜘蛛が目立ってはいるものの、近世のように雑多な異類が種類分けされていたかというと違うと思います。 種類ごとに呼び分けていない。これは大江山の方も同じ今考えられる「鬼」以上の雑多な異類が描かれています。



土蜘蛛と源頼光


22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/10(木) 20:05:53
土蜘蛛って日本神話には先住の蛮族としてかかれてなかった?

23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/11(金) 00:19:48
土蜘蛛は蝦夷と同様に日本の先住民族

24 :山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2008/04/11(金) 01:02:01
『肥前国風土記』や『常陸国風土記』に登場する土蜘蛛と、中世の異類とは別物でしょう。
そもそも、反大和朝廷というだけで、常陸と肥前の土蜘蛛も別物であったようですし。
肥前には女首長がいたり、常陸では穴居生活をしていたりと、これはこれで面白いですが。


34 :白馬青牛 ◆B3h9hvY9bA :2008/04/14(月) 01:53:22
>>22-23
山地焼畑で、先住民族の影響は強かったろう。
山岳民狩りは、戦国期が終わる時期に盛んになるわいのう。
>>25
土蜘蛛と中世の山岳民は、民俗学的に同一云うてもえんじゃないか。
山野氏に遠慮する必要はあるまい。




37 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/22(火) 09:22:44
明治まで(戦前までかも)の日本の夜の闇は それはそれは暗かったから。


転載元
妖怪の歴史
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/nanminhis/1207398174/l50

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Ghosts sit around campfire and tell Chuck Norris stories.
(幽霊たちはキャンプファイアを囲んでの怪談で、チャック・ノリスの物語に恐怖する)




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